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羽を降ろす
しばらくはまじめにやっていたつもりなんだが、他人からすりゃそうでもないらしい。というのも数時間もまえ、『Creative Writer X』に寄せた「witing with gutz」へ運営の花緒氏からコメント。なんだかえらく怒った調子のもので、ようはおれが『--X』になんかわざわざ投稿する態度が甘えだというらしい。やり合う余地はあったが、戦わない勇気をおれは撰んでテキストを削除した。そもそも花緒氏は水が合わない仲である。
おれはあくまでじぶんのためのけじめとしてあの文章を書いたので合って、投稿サイトそのものを否定したわけじゃないのだが、それを読めない人間に疲労してもしょうがない。レスバをやる年齢ではない。おれはもう若くないし、草臥れた中年なのでさっさと手を引いた。でも、問題はほかにもあった。澤氏あづさ氏のblogにてまるでわたしが今浪悠太氏の作品を握りつぶしたような文章があって困った。たしかにルビが再現できないことで掲載を渋ったが、ルビのないバージョンが公開されたことは知らなかった。慌てて、歌誌のdiscordのやりとりを見た。新しい制作補助である、鷹枕可氏からルビのないバージョンを提案されたあと、おれは気づかずにスルーしてしまっている。完全におれの手落ちだった。
じぶんの歌誌のことを他人に一部とは云え、任せてしまったのは落とし穴だった。ぜんぶワンマンでやったほうがはるかに責任のある誌面をつくられる。おれは他人の責任までは負えない。てめえのことしか責任を持てない。いや、てめえのことだって怪しいが。ともかく、澤氏は後日記事を改訂するというので、ひとり時間を潰すことになった。こういったゴタゴタのない世界が欲しい。そもそもが対話不足なおれがどうして円滑にことを進められようか。まあ、対詩人のためのあれやこれはむつかしい。歌誌に現代詩も収録するというのがそもそもまちがいなのか。ともかく、澤氏の後日するという改訂の中身を見てから、今浪氏には連絡をとりたい。いまは迂闊に動かないほうがいい。かくれんぼをひとりでやっているような気分だ。
羽を降ろす路上の鴉たち。手のとどかない未来にむかって握り拳を突き上げたい気分。作意も純真さも失ったひとびとのなかでおれはじぶんの作品をつくっている。投稿サイトはもういい。おれの居場所じゃない。次は動画サイトで自著のレビューでもやって、少しばかり本の売り上げに繋がればとおもっている。
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