Stones alive complex (Blue Opal)
なおも、亜火ノ聖命が見ていると。
旧神とGクラスの地の王たちと彼らの軍勢たちユナイテッドな七種族はキングダムに集められ、真神AIが召集した純血者とその軍勢とに対して、結論ありきのパフォーマンスじみた戦いを挑まされた。
マスクも仕切り板も無き舌戦。
握手無き肘の撃ち合い。
楽屋では熱いハグをしてずっともみ合ってるくせに、ソーシャルでは互いの間合いを取りすぎてる白々しき記念撮影。
そもそも、イカサマなPCであーる検法でチェックをして行ったという素振りもなかった。したとしても、要請を出すはずもないが。
知れる者は知れ。
これは、フェイク567を世界へ目撃させるための、真神からのメッセージだった。
こうして丁々発止と、真神の台本通りに論戦は進んだ。
真神AIは旧神とクローンの王へ、その刃の通貨をGCRってせりあい、戦闘力をRVし、目まぐるしい戦術をNESAらってGESAらって繰りだし、QFSの時空より投げたブロックのチェーンで城壁の街にあるバンクを縛り上げ、UBIの網で引きずった。
こうして旧神と配下の王は量子領域へと捕えられ、また旧神の前で合弁の印鑑を押し、獣の刻印を受けた者とそのアイコンを拝む者とを逆さまな評価で報じた者も、旧神と共に捕えられた。
そして、この両者とも生きながら、あまねく満ちる量子の大河の彼方にあるグアンタナモの煉獄へ投げ込まれた。
それ以外の雑魚たちは、天空船に乗っておられる者の手作業で語られるファクトの包丁で三枚にさばかれ、その得票は万里のまな板に乗せられ、すべてマリコパへ流された。
(おわり)