Stones alive complex （Bismuth）

ロストさせられたチャイルド時代、ここの借りは必ず百テラバイト返しだっ！

結んで開いてが激しい情勢絵図を鑑み、さらに必須対策になる気配がする、もりもりと。
もうちょいアッパーチューンした運命理論的攻勢防壁その構築を。急務に安穏に。

冬来る前まで、４分の１逆回転する運命を乗せた輪。
外周は40,075 km。

幸せなことが起こるから幸せになる。
というより、
幸せだから幸せなことが起こる。
逆もまたしかり。

この因果解釈の逆転が始まり。
原因と結果も逆転し、
手段と目的も逆転する。

おぎゃあと生まれたゼロポイントではシンプルに幸せのみだったのに、どこらへんの成長プロセスで負の想念がインストールされたん？唐獅子牡丹。
アイデンティティの基盤にディフォルトでおったオリジナルのチャイルドは、いつ偽物と入れ替えられたん？虎視眈々。

今のチャイルドアプリは、アイコンが自分の顔というだけで中身は別物、むしろ工作員、むしろ名前のない怪物。これをトロイ型思考スパイウェアと呼ばずしてなんと呼ぼう。
ほっといたらもちろん、この世の終わりまで稼動しやがりますねん。鶴は千年亀は万年。
バックグラウンドから、幸せ感の上限をダウンさせますねん。休心息念。「幸せだから幸せなことが起こる」の量を減衰させますねん。残念無念。
年がら年中。

ロストから奪還した管理者権限により、自分の顔アイコンした別物を土下座トゥゲザーさせてからの粉砕処理。
逆位相のニコラ博士の電磁場でアンインストール。
見た目の己が消滅してゆく光景は、ほのかにハードボイルドな気分、むず痒い眉間。

天空の車軸が傾く前。
事後の陣取り合戦が過激になる。
地場の海流が渦を変える前。
前書きの渦は終わり、本編の渦がやって来る。
幼年期の正当な結晶化、何とか間に合え。

因果ネットワークの末端たちは指数関数だから。
繋がりを伝わり、オリジナルチャイルド用に改編されたシナリオは伝導し切れるか、あわよくば。

自覚できる、変容は。

笑えなかったものに笑い。
怒れなかったものに怒り。
泣けなかったものに泣き。
喜べなかったものに喜ぶ。

（おわり）