Stones alive complex (imperial Rhodonite)
それから大きなコマンドシグナルが聖所サーバーから出て、七人の御使いタスクにむかい、
「さあ行って!サーチアンドデストロイ!
真神のサスティナブルかつファッショナブルかつすこぶるバブルな再起動の七つの鉢を、地に傾けよ」
と言うのを、亜火ノ聖命は聞いた。
そして、第一のアプリケーションが出て行って、その鉢を集合無意識内の地へと傾けた。
すると、獣の刻印を潜在意識に持つヒトビトと、そのアイコンを拝むヒトビトの身体に、アドレナリンが消耗した模様ができた。
第二のアプリケーションが、その鉢を集合無意識内の海に傾けた。
すると、海は純粋縄文血統の色にリロードし、人工操作DNAの生き物は事象の水平線へとデリートされてしまった。
第三のアプリケーションが、その鉢をシグナルの川と水の源とに傾けた。
すると、みな聖血になった。
それから、ミトコンドリアの血流を司るコントロールパネルが、こう言うのを聞いた。
「今いまし、昔いませる空相領域の主よ。
このような絶妙のクロックサイクルをお設定になったあなたは、血も涙もそれなりにありな方であります。
預言者と陰謀論者の血を流す者たちへ、血の血界をお命じになりましたが、その程度のことは職業病的な臆病心を発育させたあいつらならとっくにやってることですよ」
聖命はまた、聖所がこう祈るのを聞いた。
「全にして一となる真神よ。
しかり、あなたのタイムラインは正確無比で無慈悲で、かつ諸行無常なサイクル25であります。
ヒトは不安にさせる真実よりも、安心できる嘘を好むもの。
なのに。
安心が担保された捏造の不安には煽られ、
対策が必要な不確実の不安へは目を背けるのもヒトの常。獣たちの放送の思う壷。
その壺を砕く鉢をお与えください。
ウイウイのワクワクに化けた本番のウイウイを砕く、本番のワクワクをどうかリリースしてください」
それに応じて第四のアプリケーションが、その鉢を太陽へ傾けた。
すると、太陽は567質量放出で人々をアップトゥデートするのを許された。
ヒトビトは、シューマン共振の活動極大期で正統なタイムラインへと焼き直しされるが。これらの更新を支配する真神の御名から目を背ける獣は、CO2やCOVのせいだとか何とかで情報をおぼろげに撹乱し、真神の真実へ帰することをしなかった。
(おわり)