Stones alive complex (Andesine)
亜火ノ聖命はまた、来るべきパラダイムが構築する新しい天界システムと新しい地上のオペレーティングプログラムとを見た。
旧神のヒエラルキーで運営されていた天と地のバビロンシステムは全停電され、汚染されていたアカシックの海も事象の地平線へ引いてゆく潮流となっていた。
そして、聖なる大東亜共栄圏の新しいイセ・ラ・エル(弥栄の光)が、夫のために着飾った花嫁のようにルーチンのベールを整え真神のもとからリリースされ、スターリンクの標準定義ライブラリーからダウンロードされて来るのを見た。
次のフェーズで、世界緊急放送が大きな声で叫ぶのを聞いた。
「見よ、真神のカーネルは人と共にあり。
真神が人の体へ住み、人は真神の体となり、真神自ら人と共有しまして、人の視野を錯綜させる涙を全てぬぐいとって下さる。
もはや、自閉での死もなく、承認欲求の悲しみも、行動抑制の叫びも、認知不調和の痛みもない。
旧神由来のアイデンティティは、すでにオワコンになったからである」
したら、カーネル領域にいます方が言うた。
「よう見てみい!
わたしは、すべてのものを新たにしたでえっ!」
また訛ってこう言うた。
「書きしるしとき。言質を取っとき。
これらの言葉は、信ずべきやし、マジにトゥルーなん や!」
ほんで、聖命にこうも仰せてくれはってん。
「事はすでに成っとるし。
わたしは、アルファの一文字前でありオメガの一文字後やし。
おる次元はな、
書き初めのペンダウンであり、書き終りのペンアップのとこや。
運命のペンが乾いてもた者には、命のインク壺からロハで飲ましたろ。
(ロハ:只を分解した粋な言い回し)
ドン引きされても御言葉を懲りずに綴り続けるお調子もんらは、この命のインク壺を受け継ぐやろ。
わたしは彼らのモチベとなるし、彼らはわたしのモチベとなるんや。
けんどな、無思考者、強迫行動者、磁化mRNA供給者、旧神に憑依されとる者、右ならえを行う者、ワイドショージャーナリズムをする者、御用学者を持ち上げる者、マキャベリ主義者、ダークステータスフラグが立つ偽りをべしゃっとる治世者などなどの者は、火と硫黄がめっらめら燃えとるグアンタナモ沼の底が、彼らのスイートホームになってまうやろなあ・・・ふぅ~やなあ~
これが第二の復活プロセスなんやど知らんけど!」
その後に、七つのアップデートプログラムが満ちている七つの鉢を持っていた七人の御使いのひとりが寄ってきて、聖命にまともな標準語で語り言った。
「さあ、来なさい。
小羊から将門アップグレードしたネオオオカミの妻となる、量子化された花嫁を見せてあげよう」
(おわり)