Stones alive complex (Andesine)
「ノンフィクションがフィクションを超えだすと、世界観の認知は不調和を起こしちゃうよなぁ・・・」
「フィクションは、ノンフィクションの出っ張った角を削って丸め、緩くしたものを見せてもらえてたってことだ」
「真実は小説より奇なりすぎ・・・」
見たり聞いたり。
見せられたり聞かされたり。
真実と認知した集合体が世界観という基本認知を形成し、その台の上に組み立てられている個人のアイデンティティ。
『24』で、シナリオを予習させられ、台本をなぞった劇を遠目で鑑賞してきたけど、あくまでも海外ドラマだという低反発クッションが効いて認知の調和は保たれてきた。そろそろ誰もが、足元の台の猛反発にぐらつく頃。
常識の傘の下から出なきゃいけないタイムリミットは24時間じゃなくて、
24ヶ月スパンくらい。
「ブラッディなマンディがやってくるまで、うとうととゴールデンなスランバーをしていたかったよ・・・」
「フィクションで例えたいのか?
ならば。
ここの章の、本質テーマに近いのはね。
Q千万円で集められる、ミッドナイトに飛ぶイーグルたちさ」
「TR-3Bですか?
ヘソで茶を沸かすどころか、
ヘソから茶を噴くよ!」
「ヘソは仕舞っとけ。ルーツに繋がってるから。
シュメラミガッドの本流が、戻るか否か。
その件もまた・・・」
ブラジルで一匹の蝶が羽ばたけば、
極東に大きな風が吹き。
ここに風が吹けば、桶屋が儲かる。
OK屋が儲かる!!
「・・・普通に国境で区分けして考えてたら、認知はできないシナリオだな」
「境界科学的・・・
もうすこし深みのあるパラダイム結界、つまりフィクションとノンフィクションの境い目に酔えるまどろみが必要みたい。
寝言のキレが悪いから・・・
羊が一匹、羊が二匹・・・」
「そのおまじないは。
Sheepがsleepと似てるから効くんだ。
日本語で唱えても、ぜんぜん効果はない。
ちゃんと、アイズワイドシャットしておけ」
「洋モノに戻したね・・・」
(おわり)