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エジプトの空の下 読了

飯山あかり著 エジプトの空のした--わたしが見た「二つの革命」--
読み終えました。

約3年ぶりに帰省するがてら道中読んでいました。
飯山さんご自身がエジプトで体験されたエッセイになっています。
飯山さんと言えば虎ノ門ニュースなどで絶賛売り出し中のイスラム思想研究家です。歯に衣着せぬ物言いで支持率は急上昇中の方ですね。

私に限らず、結構 中東情勢は疎いと言う方はいらっしゃるのでは?と思います。
2010年に起きた「アラブの春」は比較的新しい出来事だと思いますので聞いたことがある人も多いと思います。
エジプトでは2011年に「アラブの春」が来て、その約2年後の2013年に起きた二度目の革命。
前者は民主化による正当な市民の行動による革命、二度目は武力によるクーデターと一般的にはまかり通っているようですが実際はかなり違っていたようです。
飯山さんご自身で目の当たりにして体験された事実が書かれています。

本書を通じて思ったのはメディアの都合の良い偏向報道が酷いと言う事です。我々が知らないと思って事実とは異なる内容を意図的に創って報道しているのが如実に分かったエッセイです。
 しっかり、鵜呑みにせず情報を精査する能力が我々にも求められる時代になったんだなとつくづく思いました。
 イスラム教の矛盾、イスラム教の政治化の危険性、事実を確認しない各国のリーダー、捏造、偏向報道そしてそれに群がるコメンテーター。
そう言う危うさや危険性を知る事の出来る一冊になっていると思います。

興味のある方はお暇な時間に読んでみる事をオススメします♪


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