【マンション管理組合の支出削減】

マンションの維持管理で最も掛かるのが、日常的な修繕や大規模修繕工事の費用です。
マンション管理組合の支出削減には、修繕工事の費用を安く抑えることが最も効果的な方法と言えます。
では、支出削減にはどのような対策を施せばよいのでしょうか?
この記事では、マンションの支出削減に繋がる修繕費の削減方法や、その他の支出削減策について解説します。

[マンション管理組合の削減方法]
マンション管理組合の削減方法には、以下4つの方法があります。
・①修繕工事の見積もりは複数社で取る
・②管理委託費を見直す
・③共用部や管理体制など月々のランニング
  コストを見直す
・④管理会社を変更する
 
[①修繕工事の見積もりは複数社で取る]
修繕工事などの見積もりは、必ず複数社に取ることです。
マンション管理組合の支出を削減するには、修繕工事を適正な金額で行うことが最も重要となります。
例えば、管理会社から提案される工事費の見積もりには、管理会社の利益が20%~40%含まれているケースが多く、一般的な工事業者に依頼するよりも工事費が高くなっています。
修繕工事の費用は、数十万円~数千万円と高額となるため、そこに上乗せされる管理会社の利益分は無駄な出費です。
よって、工事の見積もりは管理組合でも複数社に取り、適正な工事価格を把握します。これらの努力により支出削減を実現できます。
 
なお、工事見積もりは「見積直行便」

で簡単に取得できます。
見積直行便とは、マンションの修繕工事を行いたい管理組合と施工業者を直接繋ぐマッチングサイトです。
一般的に管理組合を運営する住民には、施工業者との繋がりはないケースが多く、施工業者に見積もりを取りたくてもどこに出してよいのかわからないということがあります。
見積直行便では、このようなお悩みを解決し、多くの管理組合と施工業者のマッチングに成功しています。
 
[工事のコンサルタントに相談しておく]
施工業者からの見積もりには、専門的な内容も多くあるため、素人の住民が見積もりを閲覧しても内容の善し悪しについての判断はできないものと思われます。また、単純に工事費が安い施工業者を選べばよいほど、単純なものではありません。
よって、修繕工事の目的を達成できる適正な工事内容と、工事価格を提示している施工業者を選ぶ必要があります。これらの選択には、コンサルタントなどの専門家に相談するのがおすすめです。専門家との相談を踏まえて、最良な施工業者を選択しましょう。
 
[②管理委託費を見直す]
管理組合の支出を削減するには、管理委託費の見直しがあります。
管理委託費とは、管理組合が管理会社に管理を委託する際に支払う費用です。
管理委託費は、管理会社が管理組合から受け取る費用で最も大きな割合を占めるものであり、管理会社から削減を提案されることはまずありません。これらを行うには、管理組合が管理会社に対し、根気強く交渉することが必要です。
管理委託費の削減が実現すれば、管理組合の支出を削減できます。
 
[③共用部や管理体制など月々のランニングコストを見直す]
共用部や管理体制など月々のランニングコストを見直すことで、マンション管理組合の支出削減に繋がります。
例えば、共用部のランニングコストで掛かるものと言えば、電気代です。共用廊下の照明やエレベーター、増圧ポンプなどマンションでの日常生活に電気は欠かせません。
これらを削減するには、照明のLED化、人感センサーの採用、ソーラーパネルの設置や夜間の割安な電気を蓄電池に蓄えて昼間使用するなど、電気代を削減する方法があります。
続いて管理体制です。例えば、24時間勤務の管理人を昼間のみの8時間勤務にすることで人件費を削減できます。また、夜間の警備員常駐を廃止し、機械警備への切り替える方法もあります。
これらを行い月々のランニングコストを抑えることで、管理組合の支出削減となります。
 
[④管理会社を変更する]
管理会社の変更も管理組合の支出削減に繋がる効果的な方法です。
例えば、管理組合発足時より管理会社を一度も変更していない場合、高い管理委託費用を長年払い続けている可能性があります。管理会社が管理委託費用の削減に応じない場合には、管理会社の変更を検討するのが良いでしょう。なお、管理会社の変更するときには、管理委託費用の見積もりを複数社に取ることと、管理業務などについてしっかりとした引継ぎができる管理会社を選択することも重要です。
つまり、費用が安くなることで居住環境に影響が出ないようにすることがポイントとなります。

[まとめ]
マンション管理組合の支出削減には、管理組合に従事する理事を中心に住民全体の協力が必須です。
多くの意見を元に議論を重ね、実現していくには相当な労力と時間も掛かります。
マンションの将来を考え、少しでも無駄な支出は抑えたいという共通のベクトルのもと実行していくことが重要です。

参考:見積直行便
https://mitumorityoltukoubin.com/

見積直行便 - YouTube

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