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【スウィニー・トッド】グロ注意のミュージカル映画。恐怖の理髪師の哀しい物語
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今回は、『スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』を紹介します。
ジョニー・デップ主演の作品ということですが、思い込みでコミカルな作品なのかと思って観ると痛い目に遭う作品です。
※ネタバレなしのレビューです。
あらすじ
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幸せに暮らしていた理髪師の男ベンジャミン・バーカーはある日無実の罪で流刑にされてしまいますが、その数年後に船に乗って元いた地に戻って来ます。
かつての自分の店があったフリート街へ戻ると、そこにはミートパイ店を営むラヴェット夫人がおり、自分がいない間に妻と娘に何があったのかを聞かされ、ベンジャミン・バーカーはスウィニー・トッドと名を偽り、復讐を実行していきますが…。
簡単な人物紹介
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・ベンジャミン・バーカー(スウィニー・トッド)
腕の良い理髪師の男性。美しい妻と娘がいた。復讐心に駆られ、恐ろしい殺人鬼となってしまう。
・ラヴェット夫人
売れないパイ屋を営む女性。ベンジャミン・バーカーの過去を知っており、協力する。
・トビー
ラヴェット夫人に保護される少年。夫人の店で働くことになる。まだ幼いが酒豪。
・ターピン判事
悪徳判事。権力を振りかざし、ベンジャミン・バーカーを流刑にした張本人。
・ビードル
ターピンの傍にいる役人。暴力的で高圧的な性格。
・ルーシー
ベンジャミン・バーカーの妻。美人。
・ジョアンナ
ベンジャミン・バーカーの娘。
・アンソニー
ベンジャミン・バーカーを助けた船乗り。
みどころ
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各登場人物の歌唱シーン
ミュージカル映画ということで、要所要所に歌唱シーンがあります。
楽しい調子であったり恐怖心を煽られる歌であったり…。
お気に入りの歌を探しながら観るのも面白いかもしれません。
狂気とも取れる夫人の空想
恋は盲目と言いますが、ラヴェット夫人の行動は正にそのような言葉を彷彿させます。
献身的ですが、スウィニーは誰のことも信用していません。
そんなスウィニーとトビーと自分の三人で暮らしたいという夫人の空想は平和なようで、やはり狂気を感じずにはいられません。
ラストシーン
終盤の怒濤の進み具合は恐ろしさと同時に哀しみも感じます。
ネタバレになってしまうため記載しませんが、このラストシーンは間違いなくみどころです。
総評
客観的に観るとストーリーも歌も、場面の表現も素晴らしい作品だと思いましたが、個人的にはグロテスクな部分の表現が苦手でどうしても好きになれませんでした。
暗い内容のストーリーと、多少の流血表現は想像していたのですが、想像以上に流血表現がありました。
私はスプラッタ映画も普通に観るので、そこまで流血表現が苦手では無いです。
しかしこの作品は、決してリアリティのある表現では無いにもかかわらず寒気を覚えるものだったので、流血表現などのグロテスクな表現が苦手な人は注意した方が良いと思います。
歌も綺麗ですし、所々にクスリとくる面白い場面もあったのですが、軽い気持ちで観るのはオススメ出来ない作品だと個人的には思いました。
スウィニーの温かい過去の場面や、夫人とトビーのやり取りが徐々に家族のようになっていく様子は感動します。
明るい過去のシーンと暗い現在のシーンの対比が極端なまでに分かりやすいので、表現方法として場面の色味や登場人物の服装に重きを置いて観ると、とても面白い作品です。
この映画がオススメな人・オススメ出来ない人
殺人鬼が出てくる話が好き、もしくは興味がある
比較的グロテスクな表現に耐性がある
ジョニー・デップの作品ならどんな作品であっても観たい!
以上の方にはオススメです。
反対に、流血やグロテスクな表現が苦手な人にはオススメ出来ません。
また、ハッピーなストーリーを求めている人にもオススメしません。
※軽い気持ちで観ると後悔する可能性も予想できるので、視聴の際は自己責任でお願いします。
最後に
今回は『スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』を紹介しました。
個人的には、なかなかにショッキングな内容の作品でした。
もし興味のある方は、視聴してみて下さい。
では、最後まで読んで頂きありがとうございました!
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