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【IT/イット】1990年版のペニーワイズ!衝撃的だけど思ったより怖くないかも…?!


1990年版の『IT/イット』のレビューです。

私は基本的にホラー映画が苦手なのですが、この作品は不思議とそこまで怖いと感じませんでした。

※ネタバレなしのレビューです。

あらすじ

1990年のメイン州デリーで、子供だけを狙った連続殺人事件が発生する。デリーに住んでいたマイクは、事件現場近くでそこにあるはずのない男の子の古い写真を発見し子供時代にIT(あいつ)と呼んでいた奇怪なピエロ、ペニーワイズの仕業であると確信する。マイクはかつての仲間との約束を思い出し、30年ぶりに再会することになる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/IT_(映画)

30年に一度の周期で奇妙な事件が起きる、デリーという田舎町が舞台です。

子供だけを狙った連続殺人事件が発生する中、弟を失った少年ビル。

そんなビルをリーダーに、弱虫クラブのメンバー7人はその謎を追っていくうちにピエロの幻覚(ペニーワイズ)を見るようになります。

登場人物(子供時代)

・ビル

主人公の少年。弟を失ったショックで吃音症になる。勇敢な性格。

・エディ

喘息持ちのお坊ちゃん。過保護な母親がいる。気が弱い。

・ベン

ふくよかな体型の少年。体型が原因でいじめの標的になってしまう。優しい性格。

・ベバリー

弱虫クラブの紅一点。貧しいという理由で疎外されている。流されやすい。

・リッチー

おしゃべりな少年。口が達者だが憎めない。明るい性格。

・スタンリー

ユダヤ人の少年。ボーイスカウトに参加していて、とてもまじめな性格。

・マイク

黒人の少年。調べ物が得意でマメな性格。

・ヘンリー

田舎町のいじめっ子。暴力的で残酷。

・ペニーワイズ(IT/イット)

ピエロの格好をした殺人鬼。神出鬼没で、その正体は謎に包まれている。

ペニーワイズとは

引用元:https://filmarks.com/movies/54076?page=15

ボサボサの赤髪に白い顔、赤い鼻というピエロの格好をした殺人鬼。

相手が一番怖いと思っている物・人物に変化し、精神的に追い詰める。

人間なのか、自身の幻覚なのか、怪物なのか、悪魔なのか…それは映画を観て確認してみて下さい。

総評

よく、ホラー版スタンドバイミーと言われている理由が視聴して納得しました。

ホラーの部分は、現実なのか悪夢なのか、登場人物の周りの人の反応も相まって、見ていて不安になる作品です。

しかしそれよりも12歳の少年少女の青春物語の場面が多く、各登場人物の掘り下げも丁寧なので、そこの部分の方が記憶に残ります。

同い年の異性に恋したり、怖い物に怯えたり、敵対するチームと争ったり…そんな青春を感じる部分が多いです。

ピエロ姿のペニーワイズは、役者のティム・カリーの演技はとても素晴らしいのですが時代特有の演出からか、正直怖さよりもコミカルに感じてしまう場面の方が多かったです。

前半は少年の視点、後半は大人の視点となっており、子供時代とは性格や社会的な立場が違うメンバーそれぞれの想いの描写は納得する部分があります。

レンタルDVDの注意点

少年時代のSIDE.Aと大人時代のSIDE.Bで、片面ずつに分かれています。

SIDE.A視聴後は、DVDをひっくり返すとSIDE.Bを見る事が出来る仕様になっています。

はじめの案内画面のタイトル下付近にSIDE.AかBかの記載があるので、要確認です!

オススメな人・オススメ出来ない人

  • ホラー映画が苦手で敬遠している人

  • IT(イット)作品に興味がある人

  • リメイク版を観る前に古い作品から観たい人

上記の人にはオススメです。特に、興味はあるけどホラー映画は観る勇気が無いなあ、という人には比較的入りやすい作品になっていると思います。

大人が観ると怖くないと感じる人が多いと思いますが、小さいお子さんはそうでは無い思うので、お子さんとの鑑賞はあまりオススメしません。小さい頃に観てピエロ恐怖症になったというレビューが比較的多かったです。

終わりに

以上、『IT/イット』のレビューでした。

ラスト部分は意見が分かれる作品ですが、前半も後半もそれぞれの人物像の掘り下げが丁寧な作品だと思います。

興味のある方は是非観てみて下さい!

では、最後まで読んで頂きありがとうございました!

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