【旅猫リポート】猫好きや泣ける映画を探している人へ
皆さんは、旅行をどんな時にするでしょうか。
楽しい思い出を作るためか、悲しい気持ちを払拭するためか、それとも、人生を振り返るためでしょうか?
理由というのは、人それぞれです。
今回は、飼い猫の次の飼い主を探すための旅を描いた作品、『旅猫リポート』を紹介します。
※ネタバレなしのレビューです。
旅猫リポートのあらすじ
事情により、飼い猫のナナを手放さなければならなくなったサトル。
ナナの引き取り手を求め、サトルは知り合いの元へ向かいながら旅をします。
道中で出会う知り合いと、過去の思い出を振り返るサトル。そんなサトルを見守るナナ。
人語を理解する彼がナレーションをしながら、物語は進んで行きます。
旅猫リポートの登場人物
・ナナ
人語を理解する猫であり、サトルの良きパートナー。元は野良猫。
・サトル(宮脇 悟)
ナナの飼い主であり、深い愛情を持ってナナに接する。30代の男性。
・コースケ(澤田 幸介)
サトルの幼なじみ。小学校時代の同級生で、実家の写真館を継いだ。嫁との不仲が目下の心配。
・ヨシミネ(吉峯 大吾)
サトルの中学時代の同級生。農家。訛りが強い。
・スギ(杉 修介)
サトルの高校時代の同級生。ペット同伴可のペンションを経営している。犬派。
・チカコ(杉 千佳子)
サトルの高校時代の同級生。スギと結婚し、夫婦でペンションを経営している。猫派。
・ノリコ(香島 法子)
サトルの母方の叔母。独身で、周囲の反対を押し切ってサトルを引き取る。実は猫が苦手。
旅猫リポートの見所
サトルが旅する理由
こんなにも仲が良いのに、何故サトルはナナの手放すのか。
その本当の理由にハッとします。
誰にでも起こりえる事情であり、大切な人のことを思い浮かべながら観て欲しい作品です。
ツンデレなナナと、のほほんとしたサトル
ナナの心配を余所に、のほほんとした笑顔を崩さないサトル。
しかし本当はナナが心配でたまらない…。
もどかしい一匹と一人の感情のやり取りは、涙無しでは観れません。
過去に起こったこと、未来に起こること
過去に起こったことと、未来の出来事が繋がるシーンは、時間や思い出、また、人との繋がりの尊さを感じ、心地よい気持ちで満たされます。
やさしい気持ちになりたい人にもオススメ出来る作品です。
総評
ナナとサトルの関係性が素敵です。お互いへの想いが強く、ペットを飼った経験のある人は共感出来る部分があるのではと思います。
ナナの声が優しさがありつつも軽快で、とても心地よかったです。
サトルの秘密や猫がナレーターのような立ち位置という意外性もありつつ、最初から最後まで穏やかな空気感のある映画作品でした。
本も出版されているようなので、気になる方は是非確認してみて下さい。
この映画がオススメな人
泣けるヒューマンドラマを探している人
猫好きな人
ペットを飼った経験がある人
家族や古い友人に会おうか迷っている人
以上の人には特にオススメです。
また、猫に声があてられている、という面でも珍しい映画なので、普段と違う変わった映画が観たい人にもオススメです。
最後に
今回は、『旅猫リポート』を紹介しました。
興味のある方は、是非観てみて下さいね!
では、最後まで読んで頂きありがとうございました!