【英国王のスピーチ】吃音で悩んでいる人に観て欲しい、「話すこと」に勇気を貰える映画!
突然ですが、皆さんは「話すこと」にコンプレックスはありますか?
今回は、そんなコンプレックスや悩みを抱えている人にこそ観てほしい映画、『英国王のスピーチ』を紹介します。
※ネタバレなしのレビューです。
あらすじ
吃音症に苦悩するジョージ6世(ヨーク公アルバート王子)。
幼いころの虐待や恐怖心から、吃音症になってしまった彼。そんな彼は、妻のエリザベスが見付けた、吃音症の専門医のライオネルと出会います。
ジョージ6世とライオネルは、二人三脚で治療を始めて行きますが、果たしてスピーチは成功するのか…。
「話す」ということそのものに苦手意識がある人や、「自分に自信がもてない」と悩んでいる人に是非観て欲しい、勇気を貰える映画作品です!
※実話を元に作成された作品です。
登場人物
・ジョージ6世(ヨーク公アルバート王子)
幼いころからの吃音症に悩む、思慮深き王。愛称はバーティ。
・ライオネル・ローグ
役者のオーディションに受かる事を夢見ながら、吃音の治療をしている男性。
患者との対等な立場を重視している。独自の治療法で患者を救う。
・エリザベス妃
ジョージ6世の妻。夫の吃音に対して理解があり、賢明に夫を支える。
・エドワード8世(デイヴィット王子)
ジョージ6世の兄。既婚者であるシンプソン夫人に惚れ込んでいるプレイボーイ。
・ジョージ5世
ジョージ6世の父。厳格な教育を兄弟に施した、自他共に厳しい性格。
見所
吃音症についての理解が深まる
なぜ吃音症になったかの話の下りで、症状が生来のものかどうか診察する場面があります。
独り言で吃音にならなければ、後天的な物として映画で語られています。
ジョージ6世はこの際に、幼少期のトラウマが原因だと発覚し、治療を行なっていくことになります。
ジョージ6世について知れる
英国王、ジョージ6世。彼は第二次世界大戦中に在位していた国王です。
辛い矯正があった事実や乳母からの虐待、兄弟の関係など…波瀾万丈な幼少期を過ごしていたということを知ることが出来ます。
身分違いの二人の関係性
頑固で癇癪持ちのジョージ6世と、飄々とした態度のライオネル。
初対面では相性最悪、という印象が強い二人が徐々に歩み寄っていく姿には、感動を覚えます。
最後の「お互いの信頼関係の証」とも言えるスピーチシーンは必見です!
色味の少ない英国の街並み
当時の英国の街並みが再現されています。
英国好きにはたまらないものがある、深い霧に覆われた灰色の街。
好きな人は是非景色にも注目して観てみて下さい。
総評
今までで5回ほど観ている作品で、はじめて出会ったのが高校生の時でした。
今でこそ人と話すことを楽しいと思えていますが、当時の私は「上手く話すこと」に意識が向かいすぎており、話すこと自体にとてつもない苦手意識を持っていました。
そんなときに出会って、勇気を貰い、救われた気持ちになったのがこの映画です。
英国王、という想像も出来ないくらい偉い人も吃音症で悩んだりするんだな…と漠然とした気持ちで手に取り、視聴後は、率直にジョージ6世への親近感と、諦めずにどうにか改善させよう、という気持ちの尊さを学びました。
私の中では、「心の名作」と言える映画です。
この映画がオススメな人
「話すこと」への勇気を貰いたい
人と会話をする際、吃音に悩んでいる
人と会話をすることに苦手意識があり、緊張する
吃音症などに理解を深めたい
以上の人には特にオススメです。
また、「ジョージ6世」ということで、英国王室に興味のある人、単純に英国映画が好きな人にもオススメです。
おまけ:英国王のスピーチの真実の視聴もオススメ
『英国王のスピーチの真実 〜ジョージ6世の素顔〜』というドキュメンタリーも作成されています。
ジョージ6世の史実を、実際の映像と共に知ることが出来ます。
『英国王のスピーチ』作成に携わったキャスト陣のインタビューもあり、更に理解を深めたい方にはオススメです。
最後に
今回は、『英国王のスピーチ』を紹介しました。
「話すこと」に苦手意識がある人に、是非観て欲しい、勇気を貰える作品です。
気になる方は、是非観てみて下さい!
では、最後まで読んで頂きありがとうございました!