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台風が来ても住みたい宮古島!

梅雨時のはずの宮古島、今日も快晴!
今って確か・・梅雨時よね?
今年も空梅雨か~い!

これから農家はオクラやマンゴー収穫時期に入るが、
少雨がもたらす影響はないか心配である。

また収穫真っ只中だった葉タバコ農家は先週襲来した台風2号で、収穫を断念する農家もいるくらいの大打撃だったらしい。2年連続の自然災害に葉タバコ農家は落胆を隠せないとのこと・・・

毎年来る台風に悩まされる宮古島市民



私たちが住む宮古島は「毎年台風は来るもんだ!」との認識はあるが、
農水産物への被害や、
貨物船が1週間以上入れなくなって、食料を中心とした生活物資が来なくなるので、やはり台風は来ないで欲しいのが本音である。

それにしても最近の宮古島は、台風の大きい小さいは関係なく台風襲来時に全国放送でのテレビに取り上げられる確率が高くなった。

どういう事かと言うとニュース番組やワイドショーなどで
アナウンサーが「台風が吹き荒れている宮古島と中継が繋がっています!呼び出します〇〇さん!現在宮古島はどうですか?」と言う呼びかけに
雨具を着て、ヘルメットを装着したレポーターが「今の宮古島は・・・」
と言う感じで現地の様子を伝える。風が強く吹いていれば絵的にも映えるが、風が弱い時は「テレビ局の皆さんわざわざ遠くまでお疲れ様です」と言いたくなる。

これまでに台風常襲地の宮古島は、生放送などの中継があまり入らなかった。
それもそのはず私が経験した大きな台風と言えば2003年(平成15年)の「台風14号マイミー」は、最大瞬間風速74.1mを観測した。宮古地区の家屋損壊は全壊19棟、半壊90棟にのぼった。そしてコンクリートの電柱が800本も倒壊しするほどの猛烈な台風が吹き荒れた。

2003年台風14号マイミーの爪痕


勿論台風が吹き荒れた後の爪痕も大きかった。断水2日間、停電全面復旧まで約2週間かかった。航空機は4日間全便欠航。貨物船はなんと2週間も入って来れなった。
そんな猛烈な台風の場合にテレビ局のレポーターを始めとするクルーは来なかった。おそらく来れば電気もつかないホテルで食料もなく約1週間缶詰状態となるからだ。

そこまで大きな台風では無かったが、被害は大きい

最近は伊良部大橋や下地島空港のお蔭で、宮古島の認知度はだいぶ上がった。いや上がり過ぎていると言っても過言ではない。
テレビ番組、CMや映画の撮影などが以前では考えられないくらいの本数が行われている。
そのお蔭もあってか土地の値段、コンクリートの値段、家賃など上昇などで低所得の庶民の生活はついて行けてない。
いつからかとても騒がしい島になっている。

「台風の時でも行きたい島」と言うキャッチフレーズがあっても良いかと思う。
温暖化の影響で年々台風の勢力が増大している。また2003年の台風14号と同じくらいの勢力、またはそれ以上の台風が来る可能性は高い
台風の時や台風の後の宮古島は大変不便だ!
宮古島好きの皆さんに問う「この不便な島に住み続ける覚悟はあるか?」と