オクパストラベラー大陸の覇者、大体わかっていなかったので、わかったことを書く

オクトパストラベラー大陸の覇者(以下「大陸の覇者」)がリリースされてもう1ヶ月ちょい経ちましたが、まだちゃんとプレイしていなかったのでつい先日プレイしました。

個人的にスマホでやるゲームは画面が小さく操作性がそこまでで、キャラもガチャで手に入れないといけないので、あまり好きなゲームジャンルではなかったので遠ざけていました。なので大陸の覇者も前作をプレイしていた人間ではあったのですが、未プレイでした。

一回VTuberの猫又おかゆ氏の配信を見て、シナリオは凄く良いと思ってやりたくなったのですが、ガチャ引くタイミングで金の危機を感じて一回アンインストールしました。


さてそんな人間が年末に何故か思い立ってインストールをし、☆5確定ガチャに3000円課金し一通りプレイしたので、良かった点、悪かった点などわかったことを書いていこうと思う

自分のスペック

自分は前作のオクトパストラベラーをプレイしていて、裏ボスまで倒したぐらいのやり込みの人間です。ちなみに裏ボスはちゃんとレベリングして80レベぐらいまで上げて、ちゃんと戦略を練らないと負ける相手なので一応86時間ぐらいはやり込んでいた(二年前とかなので記憶が曖昧)。

大陸の覇者は、富のストーリーをクリアしプレイ時間は13時間ほど。しっかりレベリングしないと最終章のボスは普通に負けるので、レベリングにも時間をしっかり割いた。ちなみにパーティは☆5一人でそれ以外は基本☆4で構成されているので、☆5確定ガチャ以外では課金していない。

良かった点

### コンシューマゲームのような自由度
まず個人的に感動したのが、ソシャゲなのにスタミナが無くフィールドの行き来も可能なので、コンシューマゲームと変わらない自由度で遊べること。自分のソシャゲのイメージはスタミナ制で毎朝スタミナが回復したらデイリークエストを完了して、次のスタミナが回復するのを待つみたいなスタンスだったので、普通にずっとやり込んでしまった。スタミナが無いソシャゲもこの世にはあると思うが、そこまで自由度が高めのゲームはあんまり無いんじゃないか?と思っているのでここは大陸の覇者の凄い良い点だと思っている。

ここでどこまで自由度があるのかということについて、もう少し深掘っていこうと思う。自由度が高いと感じる点は、町のNPCキャラクターからアイテムを取得できる点、町を出るとランダムエンカウントで敵とバトルができる点などがある。

まず町のNPCキャラクターからアイテムを取得できる点だが、これは前作のフィールドアクションを踏襲したものになっている。前作では、聞き出す、盗む、試合、買取るの4つのアクションがあり、これがそのまま大陸の覇者でも利用されている。前作と違う点は各NPCでそれぞれのアクションを試すことができたが、今作は1NPC、1アクションとなっている。ここはスマホゲーなので、簡易なUIにするためだと思う。

次に町を出るとランダムエンカウントで敵とバトルができる点だが、このゲームはフィールドを探索して敵とも遭遇できるのである。スマホゲーっぽくない作りになっており、これは素直に感動した。先述したがこのゲームはスタミナという概念が存在しないので、時間をかければいくらでもレベリングに時間を費せることになる。しかもフィールドを自由に探索できるので行ったことのない場所へも行こうと思えば行ける。なのである程度強くなったら次の狩場でレベリングするみたいなことが可能である。そしてキャットリンという要ははぐれメタルのような敵が原作同様ちゃんと出てくる。そいつを倒すと経験値、お金が大量に手に入るのでそいつが出るまでエンカしまくるみたいなのもできたりする。このシステムは言ってしまえばRPG的な自由度で、スマホでできるMMORPGとかもこれくらいの自由度は持っているものも多い気がするが、オクトパストラベラーとして再現されているので、原作ファンは歓喜するレベルにまで仕上がっている。

### そこまでガチャゲーでは無いという点
最初はガチャを引かせる演出があり、そこまで大盤振舞いにガチャを引かせてもらえるわけではないので、キャラもそこまで手には入らない。なので最初は☆5確定ガチャは必要経費として支払っておくと、キャラの幅が広がる。その後はストーリーを進めていくのだが、このゲームは敵の弱点をちゃんと理解して的確に弱点を突いてブレイクしていく必要がある。これも前作のシステムと全く同じなのだが、少し説明すると要は敵はシールドポイントという弱点を突かれてブレイク状態になるまでの数値を持っている。シールドポイントを弱点を突いて削っていき、ブレイク状態になったら攻撃の通りが凄く良くなるので大技を叩き込むという流れになる。この時、いくら☆5でもシールドポイントを削れないとなると、そこまでバトルを優位に進めなくなってしまう。なので、他の☆4、☆3のキャラがパーティに組み込まれたりして戦略性は大分高い。もちろん☆5のキャラの方がステータスは高かったスキルが優秀だったりするが、☆4でも十分戦えるようになっている点が自分がそこまでガチャゲーじゃないと思っている点である。

でも前作のキャラが☆5で出てくるので引きたくなっちゃうのは、まぁある。

### 前作の戦闘システムを踏襲しつつ、削れるものは削ったところ
8人のキャラを選択し、パーティを作成するのだが最初何故8人も必要なのかがそこまで分かっていなかった。そこで実際にプレイしてみての気付きとしては、戦闘中に利用できるアイテムが大陸の覇者には存在しないことに気付く。前作だとHP、SP、BP回復のアイテムなどがあり、戦闘時に色々悪さができていたのだが、大陸の覇者ではそれが無くなっている。ではどうやって戦闘中にHP、SPなどを回復するかというと、前衛4人、後衛4人で戦い後衛4人はターン終了時に1, 2割程度のHP、SPを回復できる。なので前衛で戦いピンチになると後衛に下がり回復を行うという仕様にし、わざわざアイテムを利用しなくても回復できるようにしている。回復の割合は微々たるものだが数ターン粘るとまた前衛に行くことは十分でき、アイテムで粘るのとそこまで変わらないような動きができる。むしろ沢山キャラを使えるので、より戦略性が高くなっていて、良い進化をしていると思った。前作の薬師の奥義でBPザクロを皆に食べさせるみたいなことができなくなってちょい残念ではある。

また前作にあった「防御」というコマンドは、UIの観点から不要だったので削除されたのだろうなと思った。敵の攻撃を防ぎつつBPを補充できたので個人的に利用するコマンドではあったが、今作は8人なのでまぁ不要だなと思った。

### メインストーリーの作り込みが前作に劣らない程の出来
自分は「富」のストーリーしかクリアしていないが、それでも2Dドットのキャラが画面上で自由に動き周り会話を繰り広げており、物語の理解がしやすくなっている。普通のスマホゲーだと立ち絵が移動して戦闘の演出をしていて、ギャルゲー感のある演出が多めだと思っている。なのでスマホゲーでコンシューマのような演出を見れるのは凄く前作ファンとしては良かった。後、イベントになるとフルボイスでキャラが喋ってくるのも大分ポイントが高い。

悪かった点

### もう少し操作性を高めたい
どう頑張っても大陸の覇者はスマホゲーではあるので、操作性がそこまで良くはない。自分はiPhone11でプレイしておりそこまで画面は大きくはないので、どうしても押しミスが起きてしまうことがある。戦略的なゲームで押しミスが起きるのは少し萎えポイントでもあるので、ここはSwitchでもプレイができるとよりコアなファンも喜ぶだろうなと思ったりした。ここで他ゲームを例に出して申し分けないが、最近リリースされた原神というゲームはPC、PS4、iOS、Androidなどマルチプラットフォームでプレイすることができ、これぐらいプレイの自由度の幅があれば色んな層のニーズに答えられそうだなとは思った。ちなみに僕は原神を1ミリもやったことは無いです。

終わりに

ずっと遠ざけていたスマホゲーだったが久し振りにやってみると、凄く手応えがあるし自由度も高めなので、コンシューマゲームの感覚で徹夜でやってしまった。ガチャで3000円課金したものの富、権力、名声と3つのシナリオを楽しめると考えると普通に十分なボリュームだと思うので、個人的には大満足であった。

今後のアプデに期待したいと思う。

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