マルコと銀河竜 感想
マルコと銀河竜というゲームをプレイしました。知ったきっかけとしてはsteamでゲームを漁っていた時にたまたま見つけた感じです。値段はsteamだと7,800円で、プレイ時間としては一日で終わる感じの時間です。普通のギャルゲと比べると比較的高めの値段設定なのかなと思いましたが、映像作品として捉えると妥当な金額にも思うので、個人的には大満足です。
## 物語
主人公マルコは、過去の記憶を失なった少女。その少女と共に行動する銀河竜アルコ。二人はトレジャーハンターであり、一つの宝を盗んだことから物語が展開します。その宝は銀河を滅ぼせる力があるとか、色々物騒な設定がでてきて物騒なキャラがたくさん出てきます(楽しい)。
## 作品固有の表現
CG数が半端ないぐらいの量があるので、キャラに動きがある度にCGが切り替わります。かつ状況説明をする文章もほぼ存在せず、オートプレイでも映像作品として成立しています。またゲームの要所にカートゥーンアニメが挿入されており、より臨場感を体感でき物語にのめり込めます。カートゥーンアニメ内でのキャラクターも愛嬌があり、見ていると自然と楽しくなってしまうこと間違いなし。
OPでカートゥーンアニメの雰囲気がわかるので、気になる人はぜひ見てください。(曲が凄い良い)
## キャラクターについて
「ノラとと」と同様、個性的なキャラクターが多く、掛け合いは面白いものばかりです。その掛け合いに大量のCG、声を演じている方の本気の演技が合わさって笑わせてもらいました。しかし本作品は特にルートみたいなものが設定されていないので、最初からアルコルート固定です。なのでちょくちょく登場キャラの過去の描写が出てくるのですが、ルートがないので明確には描かれません。謎が深まるばかりなので、ファンディスクに期待したい(エロはいらない)。
## 物語終盤について
若干ネタバレかもしれませんが、終盤はご都合主義感もある場面が多めかなと思いました。個人的にはそういうものが好物なので、それも合わせて盛大に号泣させていただきました。また結局、銀河竜ってなんだ?など若干説明が足りない部分もあるのですが、そこは考察ポイントなのかなと思って暇な時間にでも考えようかなと思いました。
## まとめ
大分久し振りにギャルゲをちゃんとやったなと思った作品でした。ギャルゲの域を超えている感もありますが、ギャルゲらしい文章とキャラクターの動きでプレイヤーを楽しませる部分もちゃんと残されている。素直に良い作品だなと思うので、これからも頑張ってくれ!と思いました。