小沢仁志還暦記念で脚本、製作総指揮、主演までこなした傑作【BADCITY】
あらすじ
あんまり期待してなかったが、見るうちに虜になってしまった。
地元ヤクザ、韓国マフィア、特捜班の中でせめぎ合いをしていく。
序盤に地元ヤクザの桜田組が温泉入ってるとこに襲撃入るのだがここの山口さんがカッコ良すぎた。
全員殺した後に、風呂入って証拠消して帰る辺りも違和感がなく、サイコ要素を際立てる。
殺し屋で坂口拓さんが参加してる点も大きい。アクションが数倍締まったものになる。
地元ヤクザと利権争いをしていた五条財閥はマフィアを使って、利権を獲得した。
しかし、検察庁検事長の元特捜班が組まれ留置所にいた虎田(小沢仁志)が仮釈放される。
彼は五条財閥にはめられて、冤罪を喰らっていた。
公安0課で壇蜜が出てくるのだが終始棒読みで、ここだけが残念だった。公安の感情薄いキャラを作るはずがミスだった。
桜田組を抑え、マフィアの元に向かうもそれは罠で殺し屋に返り討ちに遭う。このシーンの坂口さんが鮮やかすぎて素晴らしかった。
二体一で、1人を抑えながら盾にして2人とも制圧するシーンや銃弾を避けるシーンがいい。
特捜班は解散目前まで追い込まれるが、マフィアのトップを逃して幹部の居場所を聞くことで真相にたどりつく。
坂口さんと小沢さん、小沢さんと山口さんというありそうでなかったアクションシーンが続く。
ここが長いのだが、飽きさせないような格闘である。マニア向けの動きが多々あり、非常に楽しい。
マフィアを抑えたが、公安0課が裏切り者で五条側についていた。であるが、虎田は最初から分かっていて泳がしていたことが分かる。
浴に負けて公安でありながら財閥に情報を流してしまうか、検察を辞めてでも刑事であり続けるかそれは紙一重だという話になる。
全員が逮捕されて、後に特捜班は再結成されて虎田は釈放へ。
まだ続けられそうな終わり方をする。
終始アクションの素晴らしい作品だった。ストーリーも違和感がない。坂口さんと小沢さんの監修が合わさるとこうなるのかと感心した。