『地獄先生ぬ~べ~』30周年記念傑作選のおすすめ話。ゆきめとの出会いや鬼の手の秘密など
連載30周年を迎えたぬーべーが2025年には、新アニメ化を決定した。
むかしの気味悪さもそのままに、見やすい形でリメイクされるようで楽しみだ。
そんなぬーべーの傑作選を見つけた。
原作の真倉翔氏と漫画の岡野剛氏が「ガチホラー編」、「人気キャラ編」、「セクシー編」の3つのテーマでそれぞれ10編を選び、合計30編を無料で読むことができる。
個人的には2冊目の人気キャラ編が良かった。
有名なキャラであるゆきめとぬーべーの出会いについて描かれる話があった。
当時アニメを見てたはずなのに、初見の話である。
まだ大学生だった頃のぬーべーが猟師から守ってくれたことから好意を抱いていたという。
ぬーべーに振り向いてもらうために一途に動き始めて、最終的には結婚に至るらしい。初めて知った。
怖い話ばかりではなくこういう恋愛要素も入ってくるステキな話である。
また、左手が鬼の手なことで有名な彼だがその鬼の手のルーツも語られる。
霊能力を持つ恩師・美奈子先生で、強く優しい彼女に憧れを抱くが、自身に取り憑いた悪霊の退治と引き換えに彼女は落命し、その遺志を継いで「子供を守る霊能力教師」を志すようになる。
その恩師は後に、生徒に取り憑いた鬼から再登場する。
地獄で鬼に吸収された美奈子は、鬼の一部になっていたのだ。恩師ごと左手に封印したという悲しいストーリー。
かなりステキな話なので、ここだけでも読む価値はあると思う。
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