見出し画像

世界の終わりも商品だ【ドラマ-フォールアウト-】

Amazonの本気を感じた。

あらすじ

世界の終末から200年後、快適な地下施設に暮らしていたはずの居住者は、地上へと足を踏み入れることになる。そこに待ち受けていたのは衝撃に満ちた世界、ウェイストランドだった。

ゲームの正史とは詳細が異なるらしいので、とりあえずドラマ版だけの話をする。

2077年第一次資源戦争で核爆弾が落とされて、アメリカは核シェルターに逃げた側と取り残された側に分かれてしまう。

2296年、Vault33で生まれ育ったルーシーは別のボルトの青年と結婚することを選ぶ。

希望を感じるスタートだったが、青年たちは盗賊でボルトのメンバーには被害が出てしまう。

騒動の中で父親が誘拐されたルーシーは、シェルターを開けて上の世界へ向かう。

道中で、bosの落ちこぼれマキシマスと賞金稼ぎのグールに出会う。

彼らは博士の頭部をめぐって争い合うことになる。

治療のために訪れたボルト4で、ボルトの目的を知ってしまう。

ボルトは人類の研究施設であり、4ではモンスターとの遺伝子組み換えを行なっていた。水辺にいたモンスターも元は人間だった。

ルーシーは父と再会するのだが、父親はボルトテックの社員であり200年前に冷凍カプセルで生き延びたことを知る。

ボルトの外側で文明が再開していることを知り、子どもだけ連れて妻ごと街を爆破してしまった。

モルダバーは反ボルトテックで、核融合のエネルギーが資源戦争を終結させる鍵だと考えた。

運ばれた頭部とパスコードのおかげで、天文台の周りには電力が行き届く。しかし父親は逃げてしまい、復讐を図るグールと共に追いかけることになった。

これがシーズン1の簡単な要約である。

シリーズの最後まで見てみないと判断はできないが、Amazonが本気を出して作り始めたのは感じる。

人類は勝手に文明を取り戻した

ボルトの表面的な目的は、焼け野原になったはずの地球で文明を取り戻すことだった。

しかしながら、人類は200年の間に再起していてさらに追い討ちをかけるように核を落とされていた点は衝撃だった。

ボルトテック社は時間を管理することを目的に持っていた。世界の終わりもすらも商品化して、支配する気である。

またグールは、元カウボーイ俳優で妻はボルトテックの幹部だった。

モンスター並みに強いカウボーイでしかないと思われていたのが、回想を挟むことでボルトテック社とモルダバーのスパイだったと分かる。

盗聴していた頃から、核爆発までの間が謎だし彼と娘が放置された点もまだ描かれてない。

何かしらの裏切りにあったのか、娘は誘拐されたのか。

200年もの間彷徨い続ける中で、人であった頃と同じではいられない苦しみを感じた。なんなら彼の方が主人公っぽく見えてくる。

シーズンをだらだらと続けられても嫌なので、次で終わったら素晴らしい実写化と言えるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?