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好きな漫画をめちゃくちゃにされた【映画嘘喰い】

1. はじめに

映画「嘘喰い」は、迫力あるバトルと緻密な心理戦が展開される作品です。

原作は、迫稔雄による人気漫画であり、その独特な世界観とキャラクターが多くのファンを魅了しています。本記事では、映画のあらすじやネタバレ、原作との違いについて詳しく解説します。

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## 2. あらすじ


映画「嘘喰い」は、賭けの世界で生きる主人公・斑目貘が、さまざまな対戦相手と戦いながら自身の過去や人間関係と向き合う姿を描いています。

彼は、賭けの中で「嘘」を見抜く能力を持ち、その能力を駆使して数々の試練に挑みます。物語は、彼が「地獄の賭け」と呼ばれる危険なゲームに参加するところから始まり、次第に彼の過去や仲間たちとの絆が明らかになっていきます。

## 3. ネタバレ

この映画は嘘喰いっぽい何かであり、嘘喰いではない。

プロローグから佐田国とのババ抜き勝負、そしてお館さまへの挑戦が少しだけ映像化されている。

嘘喰いの魅力は、伏線の細かさとその隠し方だと思う。ゲーム開始前のちょっとした動きから、仕掛けが施されており相手は嘘喰いの掌の上でゲームを楽しむ。

また、ネタバレされた後に最初から読み直したなるほどに予測が付かない展開の多さもある。

しかし映画ではそれら全てが削られている。

かくれんぼにおけるペンに仕込んだカメラや、ババ抜きにおける不思議な動きなどは伏線っぽくはある。

だがその描写が少なすぎて、気づかせるというか後付けのようにも感じてしまう。

映画だけを見ると、佐田国との勝負や屋形超えを狙う目的、賭郎の仕組みなどがさっぱり分からないように作られている。

やはり嘘喰いは、実写化不可能だったのだ。

横山流星はカッコよかった。もう少し煽る演技や、顔が怖ければ完璧だったろう。しかし脚本がうんちなのでもったいない。

## 4. 原作との違い


映画版「嘘喰い」は、原作漫画に基づいていますが、いくつかの重要な違いがあります。まず、キャラクターのバックストーリーや心理描写が簡潔にまとめられており、映画の尺に合わせた形になっています。

また、原作では詳細に描かれている賭けのルールや戦略が、映画では視覚的な演出に重きが置かれているため、原作ファンには少し物足りなさを感じるかもしれません。ただし、映画ならではの迫力ある映像と演技によって、原作の魅力を引き出しています。

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