SLEって『こじらせちゃん』、らしいよ
持病がなければ、もっと早く決断したかもしれない、子宮筋腫のオペ。
私にはもう長いことつきあってる、こじらせちゃんがいるため、何とか逃げきれないかと2ヶ月もがいた。そう、SLE。
全身性エリテマトーデスという、そやつは、非常に分かりにくいヤツである。個個人で全く病状も違うので、一般的な説明はこちらにお任せする。
振り返ると、25才ごろから徐々に症状がで出していたように思う。子供の頃からよく風邪を引き、扁桃腺を腫らし、あまり身体の強い子供でなかったので、多少の熱やら頭痛やら花粉やらアトピーやら、多少のことでは、「ま、いつものことかぁ」などと呑気に構えていた。
ただ、ただ、どれもの程度が酷くなりはじめた。微熱が気付くと1ヶ月続いている、とか、多種多様なぶつぶつ(蕁麻疹)が全身に広がり続ける、とか。日光に当たったあとは必ず高熱が出る、とか。何もしていないのに筋肉痛が酷い、とか。
しかし、その度に行く病院では、「風邪ですね」や「疲れてますね」などと薬を貰って終わりだった。
東京で暮らしているときに、ついにその時はやってきた。それまでにも、何度となく『あ、まじやばいかも』と倒れていたのだが、その日の明け方から始まった腹痛は、生物本能的に『これは、最大級ヤバい』やつで、じっと堪え忍んで治まるような代物ではないと感じ、なんとか這うように病院へ。でも、いつめのように「少し様子を見ましょう」と一旦帰宅。その夜、一滴の水も飲めず、動けなくなりようやく救急搬送をお願いした。一人暮らしで救急車を呼ぶのは心理的ハードルが高かったが、背に腹は変えられなかった。それほど激痛だった。
それから入院してありとあらゆる検査をして、約2ヶ月絶食したあと、ようやく病名がついた。
それが私のこじらせちゃん、全身性エリテマトーデス。おまけに甲状腺機能低下症(橋本病)とシェーグレン症候群もセット。
告知の時は、まずは病名がちゃんとついたこと、そして先生に「今までほんとに大変だったんだね」って言われたことで胸がいっぱいで、むしろほっとした。ま、そのすぐあと、これから一生付き合っていくこと、まだ原因が分からず治す方法がないことに愕然とし、奈落の底にポンと落ちていくのだが、、、。
このこじらせちゃん、落ち着かせるために、毎日たくさんのお薬を必要とします。
メジャーどころは、ステロイドと免疫抑制剤。
このために、手術は普通の人のようにはいかない。
体調も落ち着いてないといけない。
いろんなことで、と言うか、それも言い訳に(笑)ぐだぐだあがいてきた訳です。
つっく、、、