「私って変?」 市販薬大好きな私がオススメする市販鎮痛薬の話
こんにちは、みつです。
私は30年以上、頭痛に悩まされて続けてきました。
そのせいか、鎮痛薬について色々と調べたりして、妙に詳しくなっていたりします。
おかげでドラッグストアに行くと、「オラ、ワクワクすっぞ!」と孫悟空のように楽しくなってしまいます。
私って変でしょうか?
何なら、ちょっと不謹慎かもしれませんが病院に行くのも楽しくなってしまいます。
病院って、何となく非日常じゃありませんか?
持病とかがあれば頻繁に行くことになるので日常と言えなくもないですが、毎日通うって場所でもない。
検査とか、普段経験しないようなことが病院には待っていて、それでいて自分の健康に寄与してくれる場所。
それもこれも自分が健康だから言えるのかもしれませんが、自分の体調や健康を見守ってくれて、良い方向に導いてくれるのが病院であり、市販薬だと思っているので、嬉しくなったり楽しくなったりするのかもしれません。
やっぱり私って変でしょうか?
さて、そんな私が今回は、頭痛に悩まされている人に向けてオススメする市販の鎮痛薬について紹介していきたいと思います。
医薬品の紹介なので、結構ナイーブな話になるんですが、あくまでも私個人の意見であることは大前提で、参考程度にご覧いただければ幸いです。
市販鎮痛薬の選び方
ドラッグストアに行くと、本当にいろんな薬が棚に並んでいますね。
鎮痛薬の他にも「胃腸薬」「感冒薬」「鼻炎薬」「漢方薬」などなど。
私はアレルギー性の鼻炎も持っているので、鼻炎薬もいつもお世話になっていますが、鼻炎と頭痛を併発することもあり困ったものです。
そんな慢性的な疾患をいくつも抱えているので、結構な頻度で市販薬のお世話になっているのが現状です。
ここでは頭痛に悩まされている人向けに、市販の鎮痛薬の選び方について紹介します。
【ポイント1】 成分で選ぶ
まず一番わかりやすいのは、成分で選ぶことです。
市販薬には必ず成分が記載されています。
こういうのしっかり書いてありますが、成分の名前って難しくてよくわからないです。
よく見かける成分について列挙しておきます。
各成分の効能については後述します。
イブプロフェン
アセチルサリチル酸
アセトアミノフェン
ロキソプロフェンナトリウム
エテンザミド
無水カフェイン
アリルイソプロピルアセチル尿素
【ポイント2】 効能で選ぶ
効能で選ぶ時のポイントは、「効き目」「速く効く」「胃にやさしい」などがあります。
効き目で選ぶ場合は、鎮痛成分の含有量が多いものを選ぶのが基本です。
成分によって含有量の上限が決まっているので、満量処方されていれば効き目はどれも一緒になります。
例えば、イブプロフェンであれば200mgが最大量となります。
効き目の速さで選ぶ場合は、鎮痛効果を早める成分が含まれているかどうかが判断基準になります。
と言ってもどの成分が早める成分なのかは、わからないですよね?
アリルイソプロピルアセチル尿素
無水カフェイン
などは、鎮痛効果を高めたり早めたりする効果を期待して配合されている場合があります。
胃にやさしいものを選ぶ場合は、生薬配合だったり、速く溶ける成分、胃粘膜保護成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。
酸化マグネシウム
桂皮(ケイヒ)
などが含まれているものがそれに該当します。
【ポイント3】 症状で選ぶ
頭痛の症状にも実は色々あって、片頭痛の場合はこめかみ辺りがズキンズキンと拍動するような痛み、緊張型頭痛は後頭部や頭部全体の鈍い痛み、群発頭痛は目の奥に激しい痛み…
書いていて痛みの記憶が蘇りそうですが、症状によって鎮痛薬を選ぶというのも有効です。
緊張型頭痛の場合は、首や肩の周りの筋肉が緊張することで起こる頭痛であるため、効き目が緩やかなもので、緊張や興奮を落ち着かせる成分のあるものがオススメです。
アリルイソプロピルアセチル尿素
アセチルサリチル酸
アリルイソプロピルアセチル尿素は、緊張や興奮イライラを抑える効果が期待できる成分ですが、海外では使用が禁止されているところもあるので、飲み過ぎには注意が必要です。
片頭痛の場合は、前兆がある人とない人がいますが、前兆がある場合は頭痛が出る前に軽めの成分で様子を見るのもいいです。
片頭痛が出た時は、日常生活に支障出ることもあるので、速く効くものが有効です。
酸化マグネシウム
無水カフェイン
酸化マグネシウムは、基本的には胃にやさしい成分ですが、鎮痛効果は速めてくれる効果も期待できます。
無水カフェインは、その名のとおりカフェインなので拡張した血管を収縮させて片頭痛の原因を抑えてくれます。
市販薬に書かれている成分について
市販薬の箱の裏に成分が色々と書かれていますが、薬品の名前って分かりにくくて難しいですよね?
物理や化学の授業で多少聞いたことはあっても、そこで挫折感を味わう人も多いでしょう。(私がそうでした…)
なので、化学式や作用機序とか難しい話は置いておいて、とりあえず箱の裏でよく見る成分の名前について、どんな効能があるのか代表的なものを簡単にまとめておきます。
「アセトアミノフェン」
鎮痛薬の代表格です。
病院の処方箋でもらえる「カロナール」の主成分です。
市販薬でも多くの製品で主成分として配合されています。
効き目が緩やかなので、小児用や女性用の鎮痛薬で使われることが多いです。
「エテンザミド」
このエテンザミド単体で市販薬に使われることはないようです。
「アセトアミノフェン」「無水カフェイン」「エテンザミド」の3つを合わせて「ACE処方」なんて呼ばれています。
「イブプロフェン」
こちらも市販鎮痛薬の代表格。
「EVEシリーズ」の主成分としても有名ですね。
効き目を謳っている鎮痛薬にはイブプロフェンが配合されているものが多く存在し、特にシリーズの上位製品では満量処方(最大200mg)されているものが多くあります。
「アセチルサリチル酸」
非ピリン系の鎮痛薬として有名です。
鎮痛効果だけでなく、解熱薬としても利用されています。
緊張型頭痛に効果的と言われています。
「ロキソプロフェンナトリウム」
「ロキソプロフェンナトリウム水和物」と書かれていることが多いです。
水和物とは、水を加えたものという意味です。
ロキソニンの主成分で、他の鎮痛成分と一緒に配合されることはありません。
「無水カフェイン」
カフェインから水分を取り除いたものが無水カフェインです。
カフェインの効果は、眠気や疲労感を取り除き、頭の重い感じを軽減してくれます。
片頭痛では、拡張した血管を収縮してくれる効果も期待できます。
「アリルイソプロピルアセチル尿素」
催眠作用が認められている成分で、この成分が表示されている製品には、服用後の運転などを控えるよう注意書きがあります。
眠気を誘発することによって鎮痛効果を高めることが期待されます。
繰り返し服用すると、薬物乱用頭痛になる場合もあるので注意が必要です。
「酸化マグネシウム」
胃にやさしい成分として配合されています。
胃酸の分泌を抑える働きがあるので、胃の粘膜を傷つけにくくしています。
また、便秘薬としても使われているため、この成分を摂取しすぎるとお腹が緩くなる場合もあります。
私がオススメする市販鎮痛薬
それでは最後に、市販薬大好きな私がオススメする鎮痛薬を紹介します。
薬物乱用頭痛になりにくい単一成分の鎮痛薬
効き目が強い、速く効く、胃にやさしい、などの複合的な効果のある製品には色々な成分が配合されています。
そのため継続して服用していると、頭痛を抑えるどころか薬物乱用頭痛になってしまい、かえって逆効果になる場合もあります。
そうならないためには、単一成分の鎮痛薬を選ぶようにしましょう。
とにかく速く効く鎮痛薬
片頭痛や群発頭痛のように、激しい痛みに襲われる場合は今すぐにでも効いてほしいですね。
そんな時に選んでおきたい鎮痛薬は、基本的にシリーズ最上位の製品を選ぶと間違いないです。
ただし、頻繁に(月に10日以上)服用すると薬物乱用頭痛になる可能性が高まるので使用は、ほどほどにしておきましょう。
子どもにも使えるやさしい鎮痛薬
頭痛は大人ばかりのものではありません。
お子さんも頭痛に悩まされることがあります。(私自身がそうでした)
イブプロフェン、ロキソプロフェンナトリウムなど、最大量処方されているような製品は、15歳未満は使用しないでください!と注意書きがあるので、お子さんには効き目が強すぎる場合があります。
お子さんや女性には、効き目がやさしいものや胃にやさしい成分が入っているものを選んであげましょう。
【重要】 市販薬の購入時の注意点
最後にこれだけは伝えておきたいことがあります。
ドラッグストアや薬局で市販薬こ購入する際には、薬剤師からの説明が必要となるものがあります。
第一類医薬品(ロキソニンSなど)、要指導医薬品(処方薬から市販薬に切り替わったばかりの医薬品)は、薬剤師からの説明が必須となっています。
これらは対面販売のみで、オンラインでの購入はできないので注意してください。
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