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#4 見た目と中身が異なる!?知られざる【表示形式】の落とし穴

Excel初心者が基礎から学ぶためのnoteです。#4では表示形式を解説します。表示形式はExcelを理解する上で欠かせない要素ですが、表示形式の本質を解説する記事は見かけません。3分ほどでサクッと勉強しましょう。

みなさんこんにちは!!
みっちーです。

今日は表示形式を解説します。
ぜひ最後までお読みください。


Excelの表示形式

表示形式とはデータをどのように見せるかを決める操作です。

右クリック > セルの書式設定(または【Ctrl+1】)
から【表示形式】で操作できます。

数字を3桁で区切る「,」も、表示形式の1つです。

①数値型×表示形式

前述の桁区切りを図解すると、こんな感じ。

パーセント表記はこんな感じ。

マイナス表記はこんな感じ。

データと表示形式は別ものです。

データはー1000。それを▲1,000と見せている
ここがポイントです。

②文字列型×表示形式

文字列はそのまま表示されます。
表示形式を意識することはありません。

ですが、とんでもないトラップが潜んでいます。

つぎの図解。違いが分かりますか?

見た目はおなじ「▲1,000」。
しかし、データは「ー1000」と「▲1,000」で異なる。

なにが起きるか?

SUM関数の結果が変わります。

B3は計算されます。  ←数値のため
D3は計算されません。 ←文字列のため

見た目はおなじなのに、関数の結果が異なる。
これが、Excelに潜む落とし穴です。

#3で解説した【データの型】。
そして今回の【表示形式】を知らないと、この現象は説明できません。

「わたしは大丈夫。」
そう思っている方も要注意。

あなたが大丈夫でも、仕事は共同作業であることをお忘れなく。

仕事のシーンにおいて、Excelは共同作業になることが多いです。

数字と文字列を混同する人は一定数います。

本人に悪気はありません。

知らないだけです。

理由はどうであれ、関数に影響を及ぼすことには変わりありません。

ほかの人が書いた▲1,000を見たとき、
「データは数値型?文字列じゃないよね?」
ここを意識できると、トラップを回避する確率がグンと上がります。

③日時×表示形式

日時と表示形式の相性は抜群です。

【ユーザー定義】で表現の幅が広がります。

【ユーザー定義】は表示形式の応用編です。
これだけで、1つの解説ができあがります。
後日、改めてしっかりと解説します。

Excelは①番地②データの型③表示形式が分かれば理解できる

Excelを難しく感じさせる3つ要因。

  1. 番地がある

  2. データの型がある

  3. 見た目と中身が異なる

#2で【番地】を、#3で【データの型】を解説しました。
そして今回、【表示形式】を解説しています。

この3つ。
Excelを理解する上での基礎知識です。

まだ、ぼんやりとしか理解できていないかもしれません。
これから解像度を上げていきます。

次回予告

次回は書式を解説します。基礎編の最後です。お楽しみに!!
(2023年5月28日投稿予定)

参考になった方、来週の解説も読みたい方は、『スキ』と『フォロー』してくださるとうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

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#2 【番地】を解説

#3 【データの型】を解説

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