夏といえば
先日テレビを観ていたら、昭和、平成、令和の『夏ソング ベスト10』を発表していた。令和なんてまだ2年目なのでそんなには無いだろうと思うのだがそれはさておき。
それぞれの曲がどの世代から票を集めたかも同時に発表されていたのだが、そりゃ昭和の曲は40代、50代あたりが投票しただろうし、平成なら20代、30代だ。
夏と言えばあのバンド!!!と言われているTUBEが、昭和と平成両方にランクインしていた。昭和の第1位が『シーズン・イン・ザ・サン』、平成の第2位が『あー夏休み』だった。世の中的に、夏と言えばTUBEと言う公式が幅広く浸透しているのだなと関心した。正直最近は歌番組も少なくなったし、テレビでTUBEを見かける事は少ない。にも関わらず、こうして“夏“という括りやワードが出てくるとTUBEの事が頭にひらめくのだろう。これから夏本番になると、歌番組の特番が増えてその度にTUBEが『シーズン・イン・ザ・サン』や『あー夏休み』を披露し、益々あぁやっぱり夏と言えばTUBEだなぁとか、TUBEを見て夏が来たんだなと実感するのだ。(サブリミナル的商法とでもいうか、戦略的には成功していると思う。)
広瀬香美さんが“冬の女王”と呼ばれるようになったのはスキー用品のCMソングに起用された『ロマンスの神様』がヒットしたからだ。しかしあのパンチの効いた声や歌い方は夏向きだと感じるのは私だけだろうか。『ロマンスの神様』も曲だけ聞いたら冬っぽくないし、そもそも歌詞には冬らしいワードは1つも出てこない。あの曲のはじけ方はとても夏っぽいと思うのだ。もちろんとても好きな曲なのでケチをつけているわけではない。『ロマンスの神様』のヒットに続き『ゲレンデがとけるほど恋したい』と、今度は“ゲレンデ“という冬のワードを入れた曲を出しこれもまたヒットした。これで“冬の女王“の地位は確固たるものになったのだ。ご本人は確かスキー場に行ったことも無いと言っていたのに世の中のイメージは揺るがない。夏の特番にTUBEが呼ばれ、冬の特番には広瀬さんが呼ばれるのが定石となった。
最近YouTubeで、パワフルな歌と演奏が話題になっている広瀬さん。お喋りも面白い。冬に特化した売り方は勿体ない。冬だけじゃなく年中活躍して欲しい。
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