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人のこころ
普遍人間学を読む会 2020年1月レポートです。
新しい年がまた始まり、新年初の読書会。
この普遍人間学は、私たち「人」というものをつかむ学びです。
まずもって人は 3つの部分に分けて考えることができます。
それは 「からだ」である人
「こころ」である人
「精神」である人
シュタイナーを学ぶと、この3分節は避けて通れませんね。
私はいつもこの「精神」ということばに問いを持ち続けています。
まだ、私の中ではっきりとした答えはありませんが、もしかしてこういうことかな?とかこんな感じかな?とかドキドキしながら学んでいる最中です。
で、今回は第2講を読み進めています。
ここでは、人の「こころ」について、深く深く掘り下げていきます。
先ほど、私は「精神」ってわからないのです、、、と書きましたが、
実は、第2講を読み始めて、思ったのですが、
私、人の「こころ」も、わかってなかったやん!!ということに気がつきました。
というか、人の「こころ」についてそこまで考えたことなかったのです。
いや、普通そこまで考えないと思う(言い訳ですが)
しかし、この本に出会って、アントロポゾフィの扉を開いてしまったので、読みます。
私たちのいわゆる「こころ」と言われている領域では、一体どんなことがおこっているのでしょう。
一つは「想う」というはたらきがあります。
もう一つは「欲する」というはたらきがあります。
私たちが「想う」ときって、「こころ」では一体どいういうことが起こっているのでしょうか。
また私たちが「欲する」ときは、「こころ」で何が起こっているのでしょうか。
考えたこと、ありませんでした。
これ、なかなかわかりませんよね。。。
私たちのこころの「想う」というはたらきは、
過去の(生まれる前)のリアリティを「からだ」があることによって
撥ね返され、弱められて、像として捉えることで経験されます。
また、私たちの「欲する」意欲のはたらきは、
死んだ後の世界に精神とこころのリアリティとなる萌しであります。
生まれる前のリアリティと死後のリアリティというのは、
私にはなかなか想像しづらいのですが、
何かこの物質的なからだを持たない「わたし」が、
生まれる前にいた世界、
またこれから行く死んだのちの世界が、
精神の世のまさにリアリティある世界なのだと思います。
今「からだ」を持った私たちは、
その生まれる前や死後のリアリティを
そのまま携えてはこの世には存在できない。
そこで、その「想う」と「欲する」の境に
その精神の世のリアリティを弱めたり、保ったりする力を
「からだ」を持つことによって得ることができたのだと思うのです。
その力が、シンパシーとアンチパシーの力。
シンパシーは共感する力。 アンチパシーは距離を置く、跳ね返す力。
「想う」は、
生まれる前のリアリティをアンチパシーによって立ち止まり、跳ね返して弱めることで、私たちは「想う」ことができる。
「欲する」は、
シンパシーのもつ共感、
未来へ前進する向きの力によって、
ものを愛でる力=見る力、また 死後の世界にリアリティを萌として保つことができる。
このシンパシーとアンチパシーはたらき交わしが、
わたしたちの「情」を育みます。
「想う」 と「欲する」の間に
シンパシーとアンチパシーのリズムのはたらき交わしにより
「感じるこころ」が存在するのです。
深い、深すぎます。シュタイナー。
はたして、わたしの解釈があってるかどうかもさだかではありませんが。
だいぶこのレポートで、アンチパシーの力を使ったように感じます。
今年の初め、 ますます目に見えているフィジカルな世界よりも、広大な目には見えない世界の存在に気づかされる予感。。。
共に、学びましょう。
次回は、
日時:2020年2月10日(月)10:00〜12:30
場所:和歌山県岩出市 (個人宅)
講師:諏訪耕志(「ことばの家 諏訪」主宰)
参加費:3600円(月謝制)
体験:4000円
※本は、精巧堂出版からの 鈴木一博訳『普遍人間学』 を使います。お買い求めの上、ご持参ください。
https://www.seikodo-store.com/show1.php?show=b0031
お申し込み、お問い合わせは
mitteno20@gmail.com または、
mitteの庭 ホームページ https://peraichi.com/landing_pages/view/mitteno20
お申し込みフォームまで。
読んでいただき、ありがとうございました。
文:momo