言葉はどう受け取ったかが鍵🔑
前回、ほめない育児について、ほめるほめないよりも、目の前の子どもを見て、素直に出てきた言葉をかければいいのでは?言葉にのせた気持ちが伝わることが大事。ということを書きました。
今回は、言葉は受け手によって受け取り方が違うからそこに注目してみよう!というお話をしていこうと思います。
よければ前回の話も見てみてくださいね。
例えば、子どもが100点のテストを見せてきた時に「すごい!さすがだね!」と声をかけたとします。
Aちゃんは「でしょー!ありがとう!私すごいんだよー♡」と褒め言葉をありがたく受け取り、例え次のテストで50点取ったとしても「まぁこういう時もあるよねー!」と切り替えられる。
一方Bちゃんは「100点でママがすごいって言ってくれた、次も頑張らなきゃ」と褒め言葉をプレッシャーと感じ、次のテストで50点を取った日には「あぁ、私はダメだ。100点取らないといけないのに」と自分を責めてしまう。
同じ言葉をかけたとしても、子どもがどう受け取るかで意味合いが変わってくるんですよね。
もちろん、日々の接し方が100点の時しかほめない、100点以外は怒る!つまり、できた時にほめて、できない時に怒る!と条件付きでほめたり怒ったりしているとBちゃんのような感じ方になってしまいますよね。
ですが、もともとの気質や思考の癖で言葉をプレッシャーとして受け取りやすい子もいるわけです。
大人でも、「頑張ってね」の言葉を、応援だと捉えて「ありがとう!頑張るね!」と受け取る人と、「え?もうこんなに頑張っているのに。嫌味なの?」と受け取る人もいますよね。(時と場合にもよると思いますが)
我が子をよく感じてみて、親の言動で気を遣うことがあるな、完璧主義で失敗を恐れがちだな、というような姿があったら言葉をプレッシャーとして受け取りやすいタイプかもしれません。(まじめな頑張り屋さん)
そこで、良いと言われるほめ方を調べて「えらいねー」「上手だねー」だと、次もそうしなきゃと思わせてしまうから、「ママは嬉しい」とママを主語としたアイメッセージで伝えるといいのね!と試したとします。
でも、まじめな頑張り屋さんタイプの子は、結局言葉を変えても「ママが嬉しいって言ってくれるように頑張らなきゃ!」「ママにありがとう!って言ってもらえるようにしなきゃ」とプレッシャーを感じたりするわけなのです。
なのでそういうタイプの子にはどう褒めようか?どんな言葉を掛けようか?ということよりも、プレッシャーを感じている心をほぐす方に注力した方がいいと思います。
ちゃんとやらなきゃ!という気持ちが強い傾向があるわけなので、その子が上手くいってる時よりも、上手くいかなかった時にこそ手厚くフォローを。
「ママもこういうの苦手でいつも失敗しちゃうんだよー」「上手くできなくても大丈夫なんだよ。少しずつでいいんだよ」と寄り添って、そのままで大丈夫、失敗しても大丈夫。をたくさん伝えていくのがいいと思います。
ちゃんとしなきゃ!の心をほぐしてあげられると、言葉をプレッシャーとして受け取る癖も和らいでいくと思うのです。
これは、上手くいかなかろうが、失敗しようが気にせずにへっちゃらでいる子にはしなくてもいい声かけだったりしますよね。
むしろそういうタイプの子には「ちゃんと気にしましょう!」と言いたくなるところです。
子どもによって言葉の受け取り方はそれぞれ。
我が子はどうやって受け取ってるかな?と意識してみて。
もし、意図しない受け取り方をしているかも?というときには心をほぐす方にフォーカスしてみましょう。
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