コロナ禍も原油高も短期マイナス長期は劇的にプラス
2021年末から2022年3月にかけて、世界中の株式マーケットは想定外の大波乱と大暴落に見舞われてるなー思てる人もいるやろけど、まあワシに言わせれば想定内の動きやな。
米国株は(過去実績)3回に2回以上の確率で年末年始高パターンが来るんやけど、今回も年明けが高値やったし、それから2〜3月までに1割前後の下落調整が来るのも定番パターンなんやけど、今回もNYダウが37,000ドル直前から33,000ドル割れまで1割強の下落をしてるだけやからな。毎年1回は生じるレベルの調整いうてもええ感じや。
さて、ようやくコロナ禍の収束(インフルエンザと同レベルの扱いになっていく・・)が見えて来たところで世界経済に与えた影響を見ると、世界的に「企業の売上がコロナ前の水準に戻る前に、利益はコロナ前の水準を越えてきた」現象が起きたんや。これは、コロナ禍が短期間で徹底したIT化を推し進めたことによる様々な経費減少が大きな要因の1つやろな。コロナ禍は短期的には経済を混乱させたけど、新しい生活様式でIT化や効率化やキャッシュレス化が進んだことで長期的な経済には相当プラスに働くと思うで。
また、ロシアのウクライナ侵攻で世界的に原油の供給が不安定になって原油価格が1バレル100ドル以上で高止まりする懸念がでてるけど、この原油高が世界経済に与える影響はどうや? 原油高も短期的には企業利益を減らしたりインフレを進行させたりして経済を混乱させるやろけど、長期的には悪いことばかりやないで。価格以外に強みのある企業は生き残るやろうし、原油価格が高止まりしたら風力・太陽光・地熱・バイオマスなど化石燃料に替わるエネルギーへの投資が(儲かりやすくなるから)劇的に増えて様々な代替エネルギーの普及が進むシナリオが実現するやろな。
そうや。コロナ禍も原油高も、短期的には経済に混乱をもたらすんやけど、長期的には逆に世界経済を劇的に進化させる決めての一撃になりうるんやで。アンタ賢そうな顔しとるからよう覚えとき。