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YSCCに行きました

横浜F・マリノスの試合はよく見に行きますけれど(年チケだからな)他の試合はめっきり行かなくなってしまった…
というわけで、久しぶりの他クラブ観戦記🙂


なぜ行くのか

ハマっ子の血が騒ぐじゃん

Jリーグ開幕の頃から続く、筋金入りのマリノスサポーターである私。
でも、それ以前に地元横浜大好きっ子なのですよ。(そういう意味では、横浜フリューゲルスは「マリノスの1つ下の順位であれ」というレベルでの嫌いor好きでした)
当然、YSCC横浜も地元クラブとして好感を抱いています😌

YSCCの地域貢献は白眉。とりわけ寿地区での取り組みは素晴らしいと感じています。
お仕事で寿地区に出入りしたりしている身として思うのは…やはり寿地区はいろいろな面で課題が多いと言わざるを得ない。
かつては日雇い労働者の街で、今は福祉の街と言いましょうか。高齢化率も高く、生活保護受給率も高く、障害のある方も多く、支え手・担い手になりうる住民が圧倒的に少ない。
そこに、キラキラしたSNS映えする事業ではなく、地道に生活を支えてくれるYSCCの地域貢献活動には、市民としても福祉関係者としても、感謝しかないのです。
(註:キラキラシャレンにももちろん価値はあります)

Jクラブの危機

とはいえ、興味や好意こそあれ、なかなか見に行く機会をつくれず。週末の趣味はどうしたってマリノス最優先ですし、それ以外にも家族と過ごす時間が必要だし。
それに、Jリーグクラブって「そこにあるのが当たり前」という感じで。経営難は怖いけれど、成績不振で落ちていくのはJ3まで。無くなるわけじゃない。
そう。
油断していたのは、間違いない。

ところが、今期からJ3とJFLとの入れ替え戦が創設されて、YSCC横浜はこのまま行くと入れ替え戦に進出してしまいそうだとか。
なんですって!😱
「好き」だとか「応援している」だとかいう気持ちはあって声にもしてはいたけれど、実際に何もしてこなかった私。この機を逃してどうするというのですか。

しかし秋は休日仕事もあって、残念ながらなかなか日程が合わず…。ようやく行けたのは最終節。もう入れ替え戦進出が決まったあとでした。
でしたが、そんな状況の中でも、1人でも多くの人が見に行く意味はあるのではないか、選手の皆さんに伝わるものは多少なりともあるのではないか。なにせ三ツ沢ですし。
そう思って足を運ぶことにしました。

……まあ、最近プレーし始めたPCゲーム「Football Manager 2024」でたまたま自分が指揮を執っているクラブがYSCCだから、という不純(?)な動機は否定しない。(というか公言している)

J3 最終節vsギラヴァンツ北九州

11月24日。この時期にしては穏やかな気候、晴れの三ツ沢。まさにサッカー日和です。

のどかな昼下がり

ランチはスタグル。以前マリノスの試合にも来ていた気がするゴッサムさんのおろしポン酢から揚げ弁当を頂きました。おいしい。から揚げはボリューミーでジューシー、おろしポン酢で口腔さっぱり、いくらでも食べられそうな感じ。ひと月くらい前に某所のイベントにお仕事で訪れた際にもお見掛けしました。そのとき頂いたラー油がけも美味しかったなあ😋

それから、悲願だった「横濱蔵出し」さんのチーズケーキ! YSCC横浜のホームゲームといえばこれ!と習いました。
ためしに(?)プレーンを1本買いましたが…おいしい!これはおいしい!😋
どのくらい美味しいかというと、一口食べるたびに「…うまっ😳」と何度も何度もつぶやいてしまうくらい。気づいたら残り一口になっていて、なぜ食べたら減ってしまうのか、と世の無情を嘆いたほどです。食べたら無くなるのはおかしい。(おかしくない)

芝の緑と空の青に映える

試合の流れ

わたし戦術とかそういうのは1周まわってあんまり詳しくないのですけれど、YSCCはざっくりいうと3-5-2。
3バックの右は(私が前述のゲームFootball Manager 2024で右SBとして起用している)花房稔選手、左はやはりお世話になった藤原拓也選手。日頃あまり見ないJ3ですが、知っている選手を生で見るのは楽しいね!😊
中盤の構成は、アンカーに小島秀仁選手。持てて捌ける選手ですね。左右WBに加えてトップ下2枚。
そして前線は2トップに萱沼優聖選手と脇坂崚平選手。

脇坂崚平選手は、川崎フロンターレで大活躍している脇坂泰斗選手の弟。兄弟ともに私の故郷・横浜市栄区にあるエスペランサSCのジュニアユース卒なので非常に気になっているのです。
→今さら気づいたけど、兄弟ということは、脇坂崚平選手もまた、我が母校・桜井小学校&上郷中学校の後輩ということだな…?🤔

北九州は、よくわからない🙄(おそらく観察眼と洞察力が低い。笑)

YSCCは、GK含むDFラインから丁寧にビルドアップしたい。
が、北九州のプレスというかフォアチェックがよくて、なかなかビルドアップできず。2024年初頭のマリノスもそうでしたけれど、DFラインからアンカーに入れても、そこで圧をかけられて展開ができず、下げたところに勢いよくプレッシャーをかけられるのでサイドに展開するが前が詰まって…というのが繰り返される印象。シーズン最終盤にこの状況はなかなか厳しいですね…。
(という哀しみを私はマリノスの最終節で再び味わうのだが、それはまた別のお話)

そうこうしているうちに、北九州が永井龍選手のゴールで先制。
右WGが幅を取って中盤がポケットに入り込んでクロスをニアでCFが合わせるという、非常に理に適ったゴールでした。うまいな、オイ。

そのあとも、ボール保持率が高い(ビルドアップできないので低い位置でまわしている)YSCCと、時折ボールを奪ってはシュートを放つ北九州。
ところが、前半35分、何の前触れもなく(←ビールとの会話を楽しんでました)左サイドを突破した左WBの橋本陸斗選手がカットインから右足アウトでファーポストに当てて入れるというスーパーゴールで同点!すごい!あとで聞いたらJ初ゴールだとか。ますますすごい!

後半になると、YSCCの動きが俄然改善。それぞれのサイドで、CBとWBとトップ下とFWの4枚が狭い地域でパス交換を繰り返して北九州のプレスをかいくぐっていきます。おもしろい!😃
ただ、サイドの狭いエリアに4枚密集させているので、抜けていった先に誰もいない…決定機にはならない…いやこれゴール奪うの難しそうだな…🤔

そんな中、左サイドに出たスルーパスを花房選手との徒競走に勝った高昇辰選手がGKとの1対1を制して北九州が勝ち越し。おおお。これ、FootballManagerでも高昇辰選手に同じようなゴールを食らったわ

こりゃアカンなーセットプレーで決めるくらいしかないんじゃないかなーと感じていた後半ロスタイム47分、CKの流れからこぼれ球を富士田康人選手がボレーで同点弾!うおおおおお!これは燃える🔥
かなりまったりと(手拍子は頑張りました)メインスタンドで見ていた私も、思わず立ち上がって飛び上がってガッツポーズだよ!すごいよ!この勢いで逆転できるかも!
というところで49分に富士田選手に再度チャンスが訪れるも決められず。あああ…😵と残念がっているあいだにカウンター気味に攻め込まれ、最後は乾貴哉選手のヘディングがネットを揺らして、土壇場で負けてしまいました。
悔しい!めっちゃ悔しい!🥺

でも、初めて見に来た試合でここまで悔しくなれたのは嬉しいかも。

J3・JFL入れ替え戦vs高知ユナイテッド

試合前ののどかさ

最終節を見たら、入れ替え戦も応援しなくてはいけない気持ちに駆られ、現地へ。なんとTwitterことXの相互フォロワッサンから招待券を頂いてしまいました…
そこで、クラブに対するせめてものお返しと、YSCCグッズを買い込みます。

高知ユナイテッドのグッズ売り場は大行列!
ええと…みなさんは現地でグッズをお買い求めなのでは…?
わたしは、もちろん並びます。
目玉商品はなんといってもミレービスケットですね! 近所の生協の店舗で良く買います。昔ながらの素朴な味が好き。

そして今日も横濱蔵出しさんのチーズケーキを頂きます。美味しすぎる。種類も豊富。今日は塩。

※短歌はパクリです。

平日の明るいうちからビール飲む ごらんよビールこれが夏だよ

岡本真帆「水上バス浅草行き」より(ナナロク社刊)

ああ、たのしいなあ。
ちょっぴり、緊張でおなかいたいけど。

ところで、前回はうっかり見逃したっぽい、試合前に横浜市歌を歌う会。
今日こそ歌いました。熱唱しました。え、メインのお客さんなんで歌わん。横浜市民ならみんな歌えるでしょう。授業で歌うでしょう。

わが日の本は島国よ
 朝日かがよう海に連なりそばだつ島々なれば あらゆる国より舟こそ通え
されば港の数多かれど この横浜にまさるあらめや
  むかし思えばとま屋の煙 ちらりほらりと立てりしところ
今はもも舟もも千舟  泊るところぞ見よや
  果なく栄えて行くらんみ代を 飾る宝も入りくる港

横浜市歌(作詞:森林太郎(森鴎外) 作曲:南能衛)

歓喜と悲嘆のコントラスト

はじまるよ

第1戦が1-1の引き分けだったのはDAZNで見ました。終盤は「負けなきゃいい」という割り切ったサッカーだった気がする。
今日も開始からそんな感じです。北九州戦とは異なり、5-3-2と言った方がいいくらい、両WBが引いている。引き分けだと勝ち抜けなんですっけ? レギュレーション詳しく知らないまま来てしまいました…。

ところが、前半6分、左サイドで相手選手がぽっかりフリーでボールを受け、誰もチェックに行かない。これ、守備の約束事がうまくできてない?そのままフリーでクロスを上げられると、エリア内でCF新谷聖基選手が完璧に競り勝って素晴らしいヘディングシュートを決めます。これはうまかった。
で、早々に先制されて、これゲームプラン狂ったりします…? 
前半、YSCCのチャンスは脇坂選手の直接FKくらいでした…(バー直撃)

後半も状況はあまり変わらず。
脇坂選手を下げてピーダーセン世穏選手を投入した頃(残り約20分)から、左CBの中里崇宏選手が前線中央や対角線にロングフィードを入れまくるように。この中里大作戦が意外に効果があって(そういえば件のFootball Managerでもあの左足にはお世話になった)時間は徐々に減るもののチャンスらしきものもつくれるように。まあロングボール一辺倒なので決定機とまでは言えないのだけれど…1点くらいは取れるかも。

という私の油断が伝わりましたか?
90分にセンターサークル付近でボールを奪われて大ピンチ! これは相手のシュートが枠を外れて助かりましたが、1分後に同じようなかたちから今度は右サイドを破られ、しっかり決められた…
ロスタイム3分くらいは残っていたけれど、みんな倒れ込んでしまい…いや、気持ちはわかる。プロなんだからとか最後までやり切ってとか、いやそうなんだけど、そうなんだけれども、これはきつい…きつすぎる…。ゴールを決めた選手がそのままアウェー側ゴール裏まで駆けていって遠路はるばる高知から駆け付けたサポーターの皆さんと喜び合う姿も、きついっすね…

こうしてJ3・JFL入れ替え戦は終了しました。

あしたもボールはころがります。

サポーターでもなんでもない、急にここ2試合見ただけの私が何か言えるものではないのだけれど…それでも敢えて言うならば…

Jリーグではなくなるというのはあまりにも重い現実だけれども、それでも、クラブがある限りボールは転がる。転がるボールを蹴ることはできる。
すぐJ3復帰を目指すのがいいのか、しっかりと(何かを)見つめ直してから上を目指すのか、または目指さないのか。何が正解かはわからない。けれど…勝手な気持ちとしては、冒頭に記したとおり、これからも横浜の地で、地域とともに、がんばってほしいという想いは強いです。どういうかたちであれ。

気になっているのは、行政(横浜市)が市内のプロをはじめとするトップスポーツクラブを支援・連携している枠組み「横浜市スポーツパートナーズ」の扱いがどうなるか、ですね…。
(要件のひとつに「プロスポーツクラブ」とあるので、YSCCの体制次第となりますでしょうか)

横浜市HP「横浜スポーツパートナーズについて

起きてしまったことは変えようがないので、YSCCをとりまく全ての人々にとって、これが良い転機となるよう、願ってやみません。すぐに気持ちを切り替えられるようなものではないけれど…
でも、この2試合、見に来てよかった。
連敗だったけれど後悔はないというか…悔しい気持ちはあるけれど、楽しかった。また来たいって思いました。
それがたとえJリーグでなくても、JFLであっても。

まあ…
マリノス優先だし家族優先なのでうまくタイミングがあえば…
(日程はチェックします!)
(横濱蔵出しチーズケーキがあればなんとかなる気もするし!)


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