今週13失点、それでも私はここに立っている
当初はポステコグルー期の回顧路線で良い滑り出しを見せたジョン・ハッチンソン暫定監督の体制ですが、ACLElite初戦で光州に3-7、3日後のリーグ戦で広島に2-6と完敗中の完敗。
立つ崖がガラガラと崩れ落ちるような感覚の中、世間(註:Twitter界隈)ではクラブやフロントに暴言を吐く人々も現れているようなので、突如テキストを書きます。
前提:わたしの立ち位置
既知の通り(?)、わたしは今回の監督人事には不満を抱いています。
正式な新監督の進捗は果たして。
ただ、上記引用noteにも書いたのですけれど、今後どんな監督が来るとしても、今そこにあるマリノスは支えていくしかない。マリノスが好きである以上「〇〇〇だから応援しない」なんていう言葉は、もう二度と口にしたくないのです、わたしは。
頑張っているのは知っている
戦術については、戦術クラスタのみなさんが頷ける解説・分析をしてくれると思うので、身の程をわきまえて(?)触れずにおきます…。
そんな中で感じることとしては…
選手ひとりひとりの頑張りは伝わるのですよね。できることを一生懸命やろうとしているというか、何ができるか悩みながら全力を出しているというか。ただ、それはチームの勝利に対して論理的に正しい頑張りなのかというと…
たとえば、榊原慧悟選手は2試合とも途中出場で、鳥栖戦の喜田さんのように懸命に走り回ってプレスかけまくって気持ちを見せている。劣勢の中で、胸を打たれます。見ていて熱くなる。
けれど、チームのやり方としてそれで合っているのか。そのことを監督はどう評価しているのかしら。
1~2年目に与えられた役割以上に躍動していた山根陸選手の輝きが損なわれているのは、役割そのものが整理されていないからなのでは…
批判されがちなポープ・ウィリアム選手、上島拓巳選手、エドゥアルド選手は、チームにフィットしていないというより、フィットすべきチームの根幹、狙いがそもそもできていないのでは…
守備をサボっていると非難されがちな前線のブラジルトリオの皆さんは、このチームがどの状況でどういう守備をすべきか理解できていないのでは…
選手は頑張っていると思うのですが、やるべきことをやりきれているかと言われれば心から頷くことはできないし、でもやれていないというよりはやるべきことが共有できていない、と見えてしまうのです…
地獄でなぜ悪い
過密日程の困難さは、試合のハードさに加えて、満足な練習ができないというところにも表れます。ましてや指揮官はシーズン途中に就任し、経験も浅いジョン・ハッチンソン。ヘッドコーチに経験豊富な方が就任したわけでもなく、練習もコンディション調整以上のことが困難になってしまっているのではないか。
そう考えると、一概に非難もできないの…
○○選手は要らない?
監督をフロントをクビにしろ?
いやいや、この過密日程で大鉈を振るったところで何が改善されるのか。
…まあ、監督人事については前述のとおり不満はあるのだけれど、このタイミングではもはや…。「どの地獄で何と戦いたいか、決めるのはお前だ」と言われたら、今の地獄で今のメンバーとともに目の前の対戦相手と戦うことを選ぶよ、わたしは。
そう、未来ではなく、身内ではなく。
(註:朝ドラ「虎に翼」よねさんの言葉ですね)
よかったさがしをしましょうか
チームのいいところに目を向けるとすれば、カップ戦はふたつとも生き残っている。これを獲れると、仮にリーグ戦で芳しくなかったとしても、タイトル獲得という目に見える成果が手に入って、皆の気持ちも大きく前を向けるはず(そして、しかしそんなことで満足してしまう選手たちではない)
おかねも入るしな!
ACLEliteもまだ1試合だし、12チーム中8位までが次に進めるステキなレギュレーション! 2000年代初頭の「各リーグ1位抜け」だったらもう滅んだも同然だったので、救われている…
リーグは………まあ、リーグ戦なので、順位云々ではなく目の前の試合に集中していけば…少しづつ…あがるかも…しれない…よ…
結局のところ言いたいこと
【短期的】
キレている場合じゃないよ、ジョン!
落ち込んでいる場合じゃない、ジョン!
指揮官ならば常に前を向くんだ、ジョン!
あなたが指揮官でいる限り、ともにたたかうよ!
手放しでポジティブにはいられないけれど…
【中長期的】
で、それはそれとして、監督の経歴がポ→マ→Q→8と徐々に下がっているのですが、そろそろ真の新監督の情報はどうですかCFG…