横浜FC 甲府戦の感想 2022/3/26

○試合を通じて
非常に評価している。
この試合はまるで開幕戦を思い出させるような展開であった。
前半圧倒して、後半攻め込まれる。

前半は非常にアグレッシブ・チャレンジングで走力・体力を使った。
後半、疲労から全体のプレス強度が下がり、押し込まれる展開となった。

私は非常に評価している。
前試合の岡山戦でポゼッションが高い分、積極性・チャレンジング性が低くなったことを批判した。
揺り戻しがこの試合では起こった。
針は左に行ったり、右に行ったりする。
まだチームの形を固める必要は無い。
徐々に完成形に近づいていけばよいのである。

前半は完璧な内容である。
攻めは非常にチャレンジングであり、開幕戦より整ってきている印象を受けた。
後半は守備が問題であった。
私は特段、相手がプレスを避けてロングパスを出してくることがこのチームの弱点だとは考えていない。
それも踏まえてのハイプレスであり、ハイラインであるのだ。
後半の問題は終盤ハイプレスが全く機能せず、またラインが低すぎること。
ハイプレス・ハイラインを90分できるようにしなければいけない。
守備ラインの意識や交代選手のプレスの連動性はどうなのか?
今週はすぐに試合であり、振り返る時間はないが、課題は明白である。

◎コースケ
今シーズン最高の出来である。非常に位置取りもよく、何より、縦パスや攻撃の意識が非常に改善された。
スーパーゴールも飛び出したわけである。
好調を維持しながら、段々と体力の温存パランスを考えていけば良い。

○手塚
この試合も素晴らしい出来であった。

○長谷川
アシストも決め、またさまざまな役割を担おうとしていることが分かる。
ただ、試合終盤は筋肉に相当負担がきていることが分かる。
今週の水曜はターンオーバーすべきである。

○亀川
無難な出来であったように思う。

○岩武
悪くない。体が大きくなっているように思う。持久力・走力・俊敏性が下がらないか少し心配である。

○中塩
無難な出来であったように思う。

◎ゼイン
前試合、消極的と批判した。改善された。
むしろ積極性MAXである。非常によかった。
クロスがミスしようが全く気にならない。段々と最適化していけば良いのである。
守備重視の試合。バランス重視の試合。攻撃MAXの試合。自分で試合をコントロールできるようになれば。
怪我は注意である。筋肉系の怪我。

○小川
シャドー的であったがやはり良さを発揮しており、今後も出場時間を重ねていくだろう。
最も重要なのは、運動量・走力であることを忘れてはいけない。
怪我をせず、90分フルでパワーを出せる選手となってほしい。
そうなれば、層の厚い前線でも「欠かせない」選手となるだろう。

昨日ラジオを聴いた。
小川はマルチプレイヤーを目指すべきである。
ある意味大迫である。突出したものを持たないCF。大迫はポストプレー、パス、決定力とバランスよく高いプレーができる。
小川も得点力もあり、守備もできる。ポストプレーもできれば、ミドルも打つ。
多彩に活躍する為の基礎、基盤にあるのはやはり走力、運動量。

○ヴィゼウ
若干消極的というか、前線にはりすぎなのと、運動量が低い。
もっと走ってアグレッシブなプレーを見たい。
最もよかったのは開幕戦である。プレー動画を見て、そのプレーを思いだしてほしい。

◎ブロ
コーナーキックでの守備範囲の広さ。シュートへの反応の速さは素晴らしい。
やはり特筆すべきは岡山戦から変わったつなぐ意識である。
継続しており、一度のミスでは動じないような雰囲気も出てきている。
素晴らしい成長である。継続できればブロの価値、チーム力はさらに上がってくるだろう。

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