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横浜FC 琉球戦の感想 2022/4/3

〇攻撃の雑感
翔さんは試合後のインタビューで「打ちたがりの選手が多いですから」と言った

前線の状況を説明する言葉だろう
クレーベ、サウロは試合に絡めていない
サウロはコンディション的にこれからだが、スタメンで出れるようになるには時間がかかりそうだ
翔さんのことを四方田監督は万能ストライカーと解説した
今の横浜FCの前線に必要なのは、守備・パス・シュートと全てがバランスよくできること
その点、小川、翔さん、ヴィゼウがスタメンから出てくるのは当然の結果

カウンター型のサウロは中々出場時間を伸ばすのに苦労することになるだろう

〇守備の雑感
山形戦も琉球戦でも後半は攻められていて良くないとの評価が散見されたが、私は全く問題視していない
むしろ、リードした展開で攻守が入り乱れ互いにチャンスが多くなる方がリスクが高くなる
その点、リスク管理の出来た守備ができていたように思う
特にハイプレスに行き過ぎない時に前線の選手が守備の連係に溶け込むことが重要であり、山形戦での翔さんは出来つつあるように思った
後半出てきた前線の選手が連携の取れた守備ができるかどうかが大事
(最初の翔さんの言葉に戻るのである「打ちたがりの選手が多い」と)

〇小川
攻撃陣で小川が最もバランスがよく、また調子は絶好調と言って良いだろう
甲府戦の感想でマルチプレイヤーを目指すべきで”ミドルも打つ”と書いたがその次の試合であのスーパーミドルが見れるとは思わなかった
好不調はあるだろうが、またまた書いてしまうが、重要なのは運動量・走力であることだ
守備にも貢献できて様々な場面に顔を出す選手であること
それが生命線だ。点を取ること以上に大事

〇ガブ
ガブが復活したのは大きい
試合前練習から随分と体が絞れていないな~と心配したが、むしろ、このぐらい体脂肪率があった方が怪我をしないのだろうか
一番心配しているのは、怪我である。
筋肉系の怪我、膝の怪我をしていたようだし
ただ、テクニックや一対一の強さは70%ぐらいの出来でもJ2ではやっていける
80%ぐらいまで上げて半分以上の試合には出場してくれれば今シーズンは御の字である
怪我を注意しながら徐々にまた慎重に起用してほしい

〇翔さん
最前線から少し下がった位置でのプレーは非常にしなやか・スムーズである
それがさらに山下とのコンビネーションで山下の良さもそして翔さんの良さも引き出している
この2人の組み合わせは琉球戦では非常に生きた
守備でもだんだんと良くなってきている
「守備行くぞ」、「守備行くぞ」の守備から全体の動きにスムーズに乗りながらの守備である
荒い守備プレーも個人的には歓迎すべき成長である

〇山下
琉球戦90分フルで出場できたこと
試合終盤にも快足を活かした攻撃を繰り出せたこと
非常に良い印象を受けた
スイッチが入った時のサイドからの攻撃は素晴しい
一対一はメンタルである
ドリブルで取られようが勝利のメンタルで挑みまくることである

〇ブロ
特段にいうべき点はない
好調を維持する、メンタルおよびフィジカル維持が重要である
スタッフによるブロ自身の分析と実践が重要

〇武田
守備は良い
守備が良い時は守備時によく動くしチャレンジングでかつガツガツと当たっていくときである
さらによくなると(何年も見てきてますからな~)視野が凄く広くなり、自分が守る範囲を超えて守備をして、その読みが当たる時である
J2ホーム柏戦やJ2アウェイ新潟戦はすごく良かった
問題は、そこまで問題ではないが、攻撃のビルドアップ時の立ち位置がいつも同じ
ワイドの前線に張っているだけの時がある
パスが来るならまだしも
同じパターンを繰り返している感じが良くない
ワンパターンは良くない
武田の攻撃の良さはカウンターでの走りあがりとか長谷川選手がボール保持しているときに追い越す動きとか
選手全体が動いている時のボール外での縦の走りである
流動性のない状況の一部になるのではなく、流動性のある状況での攻撃参加が効果、パワーを発揮できる
あとはアーリクロス
アーリクロスは良いんです
やはり、攻撃時の動きの内容に改善点がある

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