ドイツ旅行記⑤
電車に乗る。
窓に文字が書いてある。
窓、傷つけられてるけど、これもアートと思えばいいのかしら。
今日は、イーストサイドギャラリーへ。
ベルリンと言えば、ベルリンの壁。
イーストサイドギャラリーは、
ベルリンの壁にさまざまなアーティストが描いたギャラリー。
有名なアートの前に着いた。
観光客が記念撮影していた。
中国人らしいおばちゃんたちが独占して撮影会。
世界どこ行っても同じだな、この光景。
欧米人のカップルはキスの前でキスしてた。
そしてその写真を撮ってもらってる。
観光スポットの楽しみ方は、
みなそれぞれだなぁ。
次はベルリンの壁記念センターへ。
ベルリンの壁の影響で亡くなった人たちだろうか。
多くの人たちが詳細に展示されていた。
センター内では、ベルリンの壁が崩壊するまで、
市民を中心に映した動画が流れていた。
自由を叫ぶ人々。崩壊して、抱き合う人々。
今の当たり前が、当たり前じゃないこと。
今があるのは、
その時の人たちが、必死に動いたから。
なんでもそうだ。
今があるのは、昔の人たちのおかげ。
日本でも、
今の労働環境にしろ、
今の交通の便利さにしろ。
今でも大変な人もいるかもしれないけど、いくらか、よくなった人だって、少なからずいるはずで。最近、ジェンダーマイノリティに対する認知が広がってきたけど、誰かが行動し、声に出したおかげだと思う。
自分も、今があることに感謝したい。
ホテルへ戻り、チェックアウトする。
さて、そろそろ次の都市へ。
ベルリン中央駅へ向かう途中、
電車内で突然音楽が流れだした。
あれ、今電車が動き出した所なのに…!?
振り返ると、トランペットとサックスを吹く男たち。
チップをもらいにまわっている。
今朝も、駅に着き、ドアが開くと、ギターの音が聞こえてきた。
ドアが閉まっても、まだ聞こえ、動き出しても聞こえたので、振り返ると、車内で弾き語りしていた。
音楽の街ってことかしら。
ベルリン中央駅に着く。
乗れたらスケジュール上理想的だった、ICEを目の前で逃す。
目の前でドアが閉まったので、すぐに中のお姉さんに開けてとジェスチャー。お姉さんは頑として首を横に振り続ける。離れろとジェスチャー。
ギリギリの私がわるいのはわかっている。
でも、まだ出発1分前なのに。なんで…。
あぁ~とがっかりしながら、次のICEを確認。
次のICEは予約でいっぱい。
その次こそと思いながら、心配だったので、
座席を予約しに行くと、もう指定席はいっぱい。自由席を見つけてと。
さっきは全て予約でいっぱいだったのに、これは全部が指定席にはならないの?よくわからいけど、全て予約済みでないようなので、安心した。
とりあえず、昼食をとる。
チキンカツ。パンからはみ出てる。
おいしかった。
しばらくホームで待っていると、ICEが来た。
乗り込むと、自由席はいくらかあった。
よかった~。
これでとりあえず、
次に泊まるホテルにはたどり着けそう!
車窓からの眺めは、もう完全に夕暮れ。
緑が綺麗。
風力発電がたくさん並んでいる。
飛行機雲がたくさん!
夕陽があいまってきれい!
ドイツに来てから、
よく飛行機曇を見る。
寒いけど湿度が高いからなのか?
綺麗な眺め。
もう日が暮れた頃、
ニュルンベルクに着いた。
ホテルにチェックインしてから、
クリスマスマーケットに行くつもりだけど、
すでに眠たくなってきた。
日本の体内時計、まだ稼働中。
昨日はよく眠れたんだけどなぁ。
ニュルンベルクといえば、クリスマスマーケット!
ぐだぐだしてないで、行くことにした。
かわいい!綺麗!
キラキラしてる!
眠かったけど、疲れてたけど、
来てよかったー!
お腹が減ったので、
ソーセージパンを食べる。
ニュルンベルクでは、焼きソーセージ3本をパンにはさんで食べるこれが有名らしい。
炒めた玉ねぎも入ってて、
めちゃめちゃおいしかった!
そろそろ、グリューワイン飲んでみよう。
あったかい!
ほんと、温めたワイン、そのまんま!
お店のおばちゃん、
すごくいい人で、笑顔が素敵だった!
それだけで、私もしあわせ!
正直、ワインはものによって好ききらいが激しい私。このワインは、あまり好きじゃなかった…。結局、すべては飲めず、排水口にそっと捨てました。
このカップ、デポジットになっていて、
お店に戻せば2ユーロ戻ってくるけど、
返さなければそのままお土産として持ち帰れる。
もちろん、持ち帰ります!
母から、あったら買ってきてと言われていたシュトレンを発見!
試食していたら、
綺麗なお姉さんのおすすめを試食させてくれた。
それがめちゃくちゃおいしい!
これ!買う!(綺麗なお姉さんの思惑通り)
お姉さんと、ノリのいいお兄さんが店員さんだった。
友達のお土産用に、小さいサイズがないか聞いたら、
おすすめの小さいサイズはラスト1つ…!
よし、友達には、大きいのを買って、
私が切って配ることにしよう!(許せ、友よ)
Where are you from?
Japan.
コンバンハ!イチバンオイシイ!
ニュルンベルクのクリスマスマーケットでは、よく日本人を見かけた。(きっとツアーとかで立ち寄るのだろう。他のマーケットは見かけても2,3人だった)
ノリのいいお兄さん(コミュ力高い)だから、きっと日本人向けに覚えたんだろう。数少ない知っている日本語を、元気に笑顔で話してくれるだけで、私も元気をもらえる。
思わず笑顔になる。嬉しい。
アリガトゴザイマス!
ありがとうございます!Danke schön!
他のお店でも、
Danke schön!
とお礼を言うと、
Bitte schön!(どういたしまして)
と笑顔で返してくれる。
みんな、いい人たちだ…!
ほんと、来てよかった~!
すごい人混みだけど、
前に進みにくいほどではないし、
何より見てまわるだけで楽しい。
ドイツ旅行五日目、終了。