SIMを使わず電話番号を増やす方法
我が家は固定電話がないので、役所への書類や申込書、その他もろもろに書く電話番号として、自分の携帯番号を書く必要があります。
でも、仕事中に電話がかかってきても対応できませんし、直接電話が来ることに若干の抵抗があります。
そこで、ほとんど受信専用の電話番号がもうひとつほしい、という考えに。
ただ、わたしはすでに2つのSIMを使っているので、SIMを追加することはできません。
今回は、わたしのようなレアキャラのために、SIMを使わず電話番号を増やす方法をご紹介します。
SIMが2つ使えるメリット
最近のスマホは、2つのSIMを使えることが当たり前になってきました。
3つ以上のSIMが使えるというシロモノもあるようですが、まだ多くはないようです。
実際、2つのSIMが使えると、ひとつのキャリアに障害が起きてももうひとつのキャリアでも通信できる、国内ではいつものSIMを使って出張で海外に行くときは別のSIMを使う、通話用SIMとデータ専用SIMで節約する、プライベート用と仕事用を分けて使うetc・・・いろいろなことができるようになります。
こんな調子でわたし自身も2つのSIMを併用しているわけですが、「2つじゃ足りない」というよくばりな人もいらっしゃるかと思います(笑)。
持ち運べる固定電話
こんなよくばりさんのために使えるサービス、それはIP電話。
いまやほとんどの日本国民が使っているLINE電話と仕組みは同じで、IP電話とは、カンタンに言えばインターネット回線を利用した電話です。
このIP電話の特徴は、スマホでどこでも使うことができて、スマホが機種変更してもカンタンに乗り換えができて、携帯電話の通話料金より通話量が安いこと。
そしてなにより、SIMも不要で使えること。
ということで、今回のように電話番号を増やしたいときにつかえるIP電話サービスをご紹介していきます。
電話番号を増やす2つの選択肢
個人向けのIP電話サービスは数年前に比べてどんどん少なくなってきているのですが、そのなかでも現在使えるものはこの2つです。
・Skype番号
・My050
・Skype番号
10年以上前に一世を風靡した、IP電話の先駆けサービスSkypeのオプション機能です。
Skype自体は無料で使えますが、これに有料オプションとしてIP電話番号をつけることができます。
値段は比較的安く月200~300円(現時点)で利用できて、発信するにはプリペイドでいくらか(600円~)を支払っておくか、月額の無料通話枠(約400円~)を購入しておくかのどちらかが必要です。
プラン形態がややこしいですが、受信専用として使うのであれば無料で留守番電話サービスもついていて使いやすいです。
設定は、Microsoftアカウントを作成し(持っていればそのアカウントでサインインし)、Skype番号を契約。
スマホにSkypeのアプリをダウンロードしてサインインすれば使えるというカンタン仕様。
唯一のデメリットは、日本国内では、こちらからの発信で電話番号が表示されないこと。
わたしのように「家の受信用にひとつ持っておきたい」ときや、「とりあえずLINEの認証で使いたい」というぐらいならこれで十分です。
・My050
初期費用550円と毎月110円+半年ごとの維持費550円で電話番号がもらえます。
契約してスマホにアプリをダウンロードして設定すれば使えますが、SIM契約よりは難しくないはず・・・です。
My050のデメリットは、留守番電話サービスがないこと。
「とりあえずLINEの認証で使いたい」、「携帯電話の通話を安くしたい」ということであれば、安く使うことができます。
※IP電話の通話料金は一般的な携帯電話の通話料金より安いため。
IP電話のデメリット
ここまでご紹介してきましたが、もちろん、IP電話にもデメリットがあります。
ひとつは、110や119のような緊急番号に電話できないこと。
具体的には、以下のような番号にはつながりません。
・110:警察
・119:消防・救急
・118:海上事件・事故
・177:天気予報
・115:電報
・117:時報
・113:設定・トラブルサポート
・144:迷惑電話お断り
・0570:ナビダイヤル
今回の場合、すでにスマホの契約が別にある前提なのでそこまで問題にならないかと思いますが、もし、IP電話をメインで使いたい場合は注意が必要です。
そしてもうひとつは、一般的な固定電話や携帯電話よりも、音声品質が良くないこと。
電話回線と違ってインターネット回線を使っているため、どうしても聴き取りづらかったり、品質が安定しないこともあります。
でももちろん、わたしのように「ほぼ受信専用」で使う場合は、そんなに気にする必要はないかもしれません。
さらに言えば、通話品質の問題は、通信の問題でもあります。
現在普及し始めている5Gが普及すれば、通話で使えるデータ量が増えるため、今後は改善していく可能性もあります。
「電話番号がもうひとつほしい」という人は、こういったことも踏まえて一度IP電話を検討してみてもいいかもしれません。
ポンプも1分で通信できる
みつわポンプでも、今回のIP電話のように、手軽にポンプを通信できるようにするサービスがあります。
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