僕が、インターネットでフィーバーしてしまった2010年の話。
僕は、インターネットでフィーバーした経験がある。
その当時に、この言葉がなかったので使わないだけだが、いわゆるバズるである。
その主戦場はCookpad。その現在の会社経営がどうであれ、こうであれ、その話は別として、ザ・プレイヤー(参加者)として月間アクセスを5,000頂き、ちょっとだけ天狗になれたインターネット体験だ。
当時は、Cookpad名義のレシピ集が書店で並べられていた。
アクセスが集まれば、その本に載るかもなんて幻想をいだいていた。
もしかしたら、もしかしたらだよ、主婦の間でワーキャーになるのかなと思っていた30歳。ワンチャン、インターネットの中だけで有名になれるのかななんて。
よし、オレ、レシピを載せる。みんなと差別化を図った上で。
大学の商学部商学科経営コースというところを出たので、差別化とかマーケティングというのは、頭の中に染みついていた。
みんながキラキラしたお料理の画像を載せているのに対して、僕は、ローテクで攻めた。
大学時代からバイトでウェブ制作のバイトをしていたので、illustratorやPhotoshopを駆使していた僕だが、敢えて、Windowsに標準搭載のペイントでお絵描きした天津飯の絵を掲載したのだ。
もちろん、天津飯のレシピを探しに来たみなさんには、当然、目に留まるし、アクセスランキングで急上昇レシピとして上がってしまった。
月間アクセスが投稿初日から数えて1か月で5,000PVに達していた。
それは、まだiPhoneが日本に上陸して2年後のことなので、周りはガラケー。僕は先行してiPhone4を持ったばかり。
いまほどインターネットの普及もしてなかったし、計算もしていないが、当時の潜在的なインターネットユーザーに占める、Cookpadユーザーの割合的には、かなりのアクセス数だった。
そして、時は過ぎ、あのアドレナリンが出てしょうがなかった経験が忘れられずに、2024年になった今は、自分でゼロから立ち上げたサイト「オモシロ記事工場」を運営して活動している。