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カモン、アイリン 2

 僕はアパートへと歩いて向かう。
 そのすぐ後ろを彼女がついてくる。
 彼女はアンドロイドだ。

 あたりは暗くなってきた。通りには街頭の明かりが灯った。街頭のまわりには小さな虫たちが群がっていた。
 彼女は歩きながら目の前を邪魔臭さそうに両手で払っていた。彼女の周りに虫は飛んでいない。僕は不思議に思って彼女に訊ねてみた。
「何をやっているの?」
 僕の言葉に彼女はうんざりしたような表情をして僕に答えた。
「ここ、WIFIが飛んでいるのよ」
 カズレーザーか!

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