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癖のない文章
こんにちは、甘野充です。
小説を書く上で、自分の世界観や文体は非常に重要な個性であることは確かです。
しかしながら多くの人に読まれるためには、癖が強すぎても駄目だし、個性が強すぎてもだめなのです。
普通でありながらじわじわと自分の世界にのめりこんでもらえるファンを作らなければなりません。
ココイチのカレーのように、とびぬけて旨いわけではなく、誰にでも親しみやすい飽きの来ない味。それがベストなのです。
まず、癖があると、ハマればいいけどハマらないと嫌われます。
つまり読者の範囲をせばめてしまうのです。
それに最初は好きでもだんだん飽きてくる。
僕自身も自分で書いていて飽きてしまうことがあります。
何だか似たり寄ったりだな、と思ってしまうのです。
癖のない文体。それが書き手も読み手もあきないものなのです。
また、書く内容もそうです。個人の趣味趣向に偏ったものは、多くの人に受け入れられない。一部の人に受けるかもしれないけれど、爆発的なヒットにはならないのです。
いやいやヒットなんて狙っていないんですよ、と思っているかもしれないですが、文学賞で受賞したいんですよね? 理屈は同じです。
僕は文学賞を受賞する作品はどのようなものかと思い、文学賞にノミネートされた作品や受賞作を読んでみて、なるほどな、と思うことがあります。
だからnote創作大賞だって、応募作を読んでみて、これは受賞無理だな、というのがわかります。
よく書けていて、読者の評判もいい。だけどこれは受賞しないな、と思うのです。
だから僕は応募しないのです。(もう受賞できないことがわかっているから)
癖があってはならない、だけども個性が無ければだめ、じゃあどうすればいいの?
それが今日の話題です。
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言葉だけでは伝わりません。 コメントはチップとともに。 「謎解きはディナーの後に、みたいに言うな!」