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ヴィヴィアンガールズ
こんにちは、甘野充です。
みなさん、ヴィヴィアンガールズをご存じですか?
ヴィヴィアンガールズはヘンリー・ダーガーが書いた小説の主人公です。
ダーガーは19歳の時に『非現実の王国で』を書き始め、誰にも知られずに60年間書き続けたのです。
彼はただただ自分のためだけに書き続けた。
彼が亡くなって遺品整理のために彼の部屋に行くと、そこには300枚の挿絵と1万5,000ページ以上のテキストからなるこの物語が発見されたというのです。
僕は特に彼の作品に興味は無いのだが、誰のためでもなくただ自分のためだけに自分の世界を書き続けた、といういとろに大きなインパクトを受けました。
これぞ究極的な世界観ですよね。
すごすぎる。
僕は彼個人のことも彼の作品にも興味が無いので、かいつまんだ情報の中での話ではあるが、このヴィヴィアンガールズの絵はトレースだったようです。
近年トレースをして問題になったイラストレーターがいましたが、彼の場合はあくまでも個人の趣味の世界だったので、ぜんぜん問題ありません。
そして特徴的なのは、7人の少女戦士ヴィヴィアンガールズの股間には男性器があるということです。
彼が女性の裸を見たことがなかったのではないか、という説もあるのですが、男性器がない絵もあり、戦うときの勇ましさの象徴としてそれが描かれたのではないかともいわれています。
ともかく、これをオリジナリティというのか、雑誌などの情報によるスクラップであるのか、なんとも言えない世界があるのだが、独創性という意味では群を抜いています。
僕自身も、色々と思い悩むところはあるけれど、誰に何と言われようとも僕は僕の好きな僕の世界を描き続けるのだ、という強い気持ちを持つうえで、そのよりどころとしてこのヴィヴィアンガールズの存在があります。
誰にも認められなくたって、いいじゃないか。
僕はただ僕のためだけに僕の世界を描き続けるのだ。
Nothing's gonna change my world.
今日はこんな感じです。
それではまた。
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