カモン、アイリン 8
8
僕が意識を取り戻して目を開けると、目の前にアイリンがいて、僕の顔を覗き込んでいた。
「アイリン」
と僕は思わず口にした。
「私はアイリンの開発者の嘉門愛よ」
と彼女は言った。
カモンアイ?
そして彼女は僕の目の前にあった顔を遠ざけた。彼女の隣には同じ顔をした女が立っていた。
「そしてこの子は私の双子の妹で共同研究者のリン」
リン?
カモンアイとカモンリン?
カモンって苗字だったのか、、。
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