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僕がどうして個人的文学賞を開催するのか。

 こんにちは、甘野充です。

 「第1回甘野書店大賞2024」を開催中です。
 みなさん、ふるってご応募ください!

 さて、今日は僕がどうしてこの文学賞を開催しようと思ったのかを話したいと思います。

 まあ、簡単に言っちゃうと「note創作大賞」へのアンチテーゼですよね。
 「note創作大賞」は本の売り手が売れると思う作品を募集して、宣伝して販売する、といった企画でした。
 つまりビジネスなんです。
 その目的にミートしなければ、いくらいい作品だって選ばれない。いっくらがんばっても受賞できないのです。
 僕は最初からその目的に合う作品は書けないから興味がありませんでした。
 決して素晴らしい作品を選ぶものではないのです。でもまあ、売れる作品とはつまりは素晴らしい作品なのですけどね。

 商業的に成功できる作品が書けるのであれば職業作家になればいいですし、noteで小説を書く必要なんてないのですよね。
 noteは誰でも自由に小説を販売できるツールなのです。出版社が求めている儲かる作品なんて書かなくていいのです。
 自分がいいと思う作品を書いて、それを売ることができるのがいいところなのです。
 だから創作大賞はnoteのポリシーに反するのではないかと僕は疑問を持っていました。

 だいたい他のnoteの個人企画もそうですが、どうして無料公開が条件なのでしょう?
 おかしくないですか?
 noteは記事を販売するSNSなのに、無料公開が条件っておかしくないですか?
 だから僕はこの文学賞の開催を決めたのです。

 「本屋大賞」ってありますよね。
 これは出版社や作家の選考委員が選ぶのではなくて、書店員が選ぶ大賞なのです。
 つまり忖度なしに、読者としてこれは素晴らしいと思った作品に投票するのです。
 自腹で買って読んで選ぶんです。
 これこそが買う価値のある本ですよね。

 僕はnoteで小説を書き、noteで小説を読んでいます。
 でも実際のところ、noteではなかなかいい作品に巡り合えないんです。
 少数ですが好きな作家さんはいるんですけどね。
 うん、これはすごい!ってうなる作品だってあります。
 でも僕はもっともっと素晴らしい作品に出合いたい。
 もっともっともっと欲しいんです!
 だからこの「甘野書店大賞」をやろうと思ったのです。

 僕が身銭を切って買って、それが買う価値があったのか、それが本当におもしろかったのか、それをみなに伝えたいんです。
 僕をうならせてください。
 そんな素晴らしい作品を待っています。

 有料でも読まれる、有料でも喜んでもらえる、そんな作品を僕は「甘野書店」に集めたいのです。

 今日はそんな感じです。
 それではまた。



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甘野充
言葉だけでは伝わりません。 コメントはチップとともに。 「謎解きはディナーの後に、みたいに言うな!」