葵ステークス(2022)の予想

葵ステークスは、2018年から新設重賞として格上げされ、今年からG3となった、3歳スプリント路線のレース。基本的には京都競馬場で開催されるレースだが、改修工事のため2024年までは中京競馬場にて行われる。

中京の1200メートルというと、高松宮記念くらいしか大きなレースはない。高松宮記念の結果を参考にして予想を組み立てたい所だが、この時期の中京は芝が綺麗で時計も早くなるため、傾向が変わる可能性もある。その辺りは注意したい。
向正面からスタートし、直線を向くまで緩やかに下り坂が続く。直線では中京特有の2段坂が待ち構えており、高低差のきつい直線になっている。

展開予想

内から、ウラカワノキセキ、テイエムスパーダ、カジュフェイス、ブレスレスリー、ジャスパークローネなどなど、前に行く馬が多そう。
ウラカワはスタートがそこまで早くなさそう、テイエムも同じでこの馬は逃げなさそう、カジュはスタートが遅い、ブレスはスタート早いが逃げなくて良い、ジャスパーもそこまで早くない。こうなると展開予想が困難。
どの馬が逃げてもハイペースになりそうだが、前半3ハロン33.0〜33.5以内で、決着タイムは1.07.5〜1.08.0くらいとみる。

予想

◎コラリン

ここは戦ってきた相手が違うコラリンを本命とする。前走、前々走と東京の1400メートルで、リステッドと重賞に挑戦。もともと素質の高い馬とされていたのだが、昨年9月以降から休みが多くなっていて、勝ち切るまで来れていない。だが、前々走の京王杯は前々決着で、一頭追い込んできて3着で首差、1着馬はその後も重賞で好走。前走は究極の上がり勝負で3着、1,2着馬は1400メートル専用機の素質馬とのちの重賞勝ち馬と、戦ってきた相手は強い。4か月の休み明けで、初の関西輸送になり課題はあるものの、調教の動きからは休み明けを感じさせない走りなので、ここで重賞制覇を期待。

○カイカノキセキ

こちらも新馬戦を勝利した後に重賞で2着と素質はある馬で、前走の内容が良かったために対抗とした。もともと先行する競馬をしていたのだが、前走は一変して後方からの競馬で、上がり最速の3着。流れは向いたと言えるものの、差してきたのはこの1頭だけ。勝ったジャングロとは0.3秒の差だし、3着以下は離しているとなれば差はほぼない。ジャングロもその後重賞を勝っているし、レベルは高いとみる。今回もペースは早くなりそうなので、自分のペースを守れれば。

▲ブレスレスリー

前走、4走前以来の1200メートル戦で強い勝ち方。タイムはそこまでだったものの、前半3ハロンが32.9秒とハイペースになる中、3番手の外から押し切る、横綱相撲。この馬自体、早い上がりを使うタイプではなく持続力のタイプなので、馬場が渋っていた影響は大きそうなものの、内容は良かった。今回も枠的に好位で走れそうなのはいいが、スピード決着になった時にどうなるか。新馬戦でオークス2着のスタニングローズに勝っているあたり、こちらも素質は高そう。

△トップキャスト、シゲルファンノユメ、ウインマーベル、ウインモナーク、ジャスパークローネ

トップキャストは大穴だが、前走初の1200メートルだが、スピードはついていけていたし、最後も差し返したように粘り強い。2回目の1200メートルも期待してみる。

シゲルファンノユメは安定的に成績を残している馬なのだが、中山と福島でしか結果を残していない。中京の坂は問題なさそうだが、輸送と左回りがどうなのかわからないところ。前走でしっかりと勝ち切っているところは評価したいが、メンバーレベルが上がってどこまで。

ウィンマーベルは前走と前々走で1400メートルを使っているが、1200でも全然大丈夫そうな馬。中京はオープンで2着、前走でも1着と得意としてる舞台なのだが、斤量57kgと他馬よりも1kg重いことがどう影響するか。私は△までとしたい。

ウインモナーク、こちらも福島と中山をメインに頑張っている馬。前走が結構強い勝ち方だったので評価を上げた。輸送が初めてなこと、左回りに実績がないこと、早い上がりを使えていないこと、早いタイムがないことが不安要素なのでここまで。

ジャスパークローネ、武豊×森秀行厩舎というだけで印をつけた。逃げたら怖い組み合わせなので一応。。

買い目

荒れそうっちゃ荒れそうだし、固そうっちゃ固そうなので買い目は抑えめにします。

馬連・ワイドボックス 9,13,16

以上