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naofujisawa
お互いがお互いを思うが故の結末「adabana-徒花-」
こんばんは。いよいよ夏！と言う季節になってきましたね。
梅雨の終わりがわかりませんが、ゲリラ豪雨に遭うと
夏だな〜と感じます。
そんな夏に、ちょっとホラー？で泣けるミステリーを。
こちらは、上中下巻の３冊で構成されています。
裕福でも、親の敷いたレールを歩まなければいけないミズキ
貧乏で、なんとかお金を稼ぐために働くマコ
一見、違うように見える二人ですが、
お互いの足りない部分を埋め合うように話は進んでいきます。
マコはミズキのため、ミズキはマコのため
自分だけが悪くなれば良いと思うが故に
複雑なミステリーになっています。
一度読むだけでは上手くアリバイや、マコ視点、ミズキ視点での展開に
少し難しさを覚えるかもしれませんが
読めば読むほど、引き込まれて、
どうしてハッピーエンドにならなかったのか
二人の幸せは、どうして得られなかったのか
考えさせられる話でもあります。
この漫画には、性描写や殺人、若干のグロテスク要素があるので
そういう話が苦手な方にはオススメしませんが
ミステリーとしては十分にのめり込むことができるので
謎解きや、登場人物の視点切り替えに興味がある方にオススメです。