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1章:いただいた質問へのお返事(2)

もう一つ質問をいただきました。
質問「旧約聖書における病のとらえ方について」
(注:今回の講座は「マルコの福音書を読む」ですので、基本的には、今後のご質問は、マルコの福音書を介してのものとしてください)

質問は、旧約聖書において病をどのようにとらえたらよいかということです。
第二歴代誌26章19節で、ウジヤがツァラアトになりますが、それは神から来たものでしょうか。モーセの最後の説教で、何々しないものは呪われると繰り返しがあります。律法を守らなければ病気になるというメッセージは、旧約聖書時代においては神からの語りかけなのでしょうか。
それとも聖書を記した人の解釈によるものなのでしょうか。完治することのないといわれている病にある人は、特にこのような旧約のメッセージに傷つくことがあると思います。民数記12章10節のミリアムに起こったツァラアトについても同様に分かりません。
どうぞよろしくお願いします。
旧約聖書からメッセージするにあたり、気をつけなければならないことについて教えてください。

●ご質問をありがとうございます。

旧約聖書に何がどう書かれているか、旧約聖書の文脈で考えれば、病のすべてではなくしても、病んでいる者は神の祝福から遠いものと見なされていました。時に病は神の裁きとして語られています。

しかし私たちはユダヤ教徒ではありません。つまり、旧約聖書に何が記されているかではなく、イエスは、新約聖書は、旧約聖書をどのように解釈しているか、を考えます。その時、「聖書にこう書いてある」ではなく、大切なことは、それをキリスト者として「どのように解釈するか?」です。

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