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27歳の僕が家を手放した理由 #1

2024年1月に社会人1年目から丸5年間住んだ賃貸を解約しました。次の暮らしとして選んだのは「家を持たない」という選択肢。
なぜこの選択に至ったのか。どんな生活をしているのか。備忘録的に書き連ねたいと思います。

生き方が変わった

2020年からのコロナによって世の中の生活は一変。
僕も例外なく会社が出社からフルリモートへ変化しました。
2024年現在、多くの会社が改めて出社型の働き方へ戻る中、自身が働いている会社はコロナ渦における本社の縮小もありフルリモート継続の選択をとりました。


それまでの生活

新卒から一人暮らしを初めて約5年間、日本橋の小さな六畳一間の部屋で暮らしてました。

会社は通えなくも無い距離でも実家を出た理由は「時間をお金で買う」という理由。時間だけじゃなく体力も含めて往復3時間の通勤が1時間になると生活が変わります。内定先も大学4年生からインターンシップをさせていただいていたので、毎朝中央線の満員電車から乗り継ぎ会社に着くまで一苦労。また仕事が終わってから帰ると時間的にも体力的もなかなか厳しいなぁと感じていました。

どれだけ仕事の時間以外で自己研鑽の時間を確保できるかということを考える中で、通勤時間がマイナスにはなれど人生のプラスにはならないと感じ、お金も無い中一人暮らしを始めました。

ただ時はコロナ期間となり、出社はできず、六畳一間の太陽も風も入らない部屋で朝から晩までパソコンに向かって仕事をする毎日。数年ほどその生活を続ける中で、徐々に心身の不調が出始めました。寝るためだけに帰る場所が、生活をするための場所へと変化することになったのです。
この時の僕は徐々に人とうまく話せなくなっていました笑


居住の選択

今後の自分の体のことや仕事のことを考えると、そろそろ引っ越しせねばと発起。社会人生活全てを過ごした日本橋という愛すべき土地と離れ、生活環境が整っている新たな住居を探すことに。
次の住まいは日本橋から隣の清澄白河の家が候補となり(いや、全然近いやないかい)、とんとん拍子で契約の話が進む。

ところがどっこい、契約直前で聞いてない契約金やら支払い方法。情報弱者として騙されてはならぬと、お金の大学の両学長の教えを守り、毅然とした態度で立ち向かう私。
しかし契約寸前の物件は新築駅近の超人気物件。相手が簡単に目の前の高額契約をみすみす見逃すはずもなく話は平行線。
加えてこの時私はすでに住んでいた家の退去届をすでに出しており、残り2週間ほどで家を空けなければならない状況でした。


迫る退去日と決断の日。

残り2週間で慌ただしく新たな家を探すか、高額請求を甘んじて受け入れて安心を得るか。
そんなことを考えていた時にふと誰かが言った「なんなら家やめちゃえば?」という一言。
ん?家をやめるってなんだ?家ってやめるとかやめないとかいうものなのか?やめるって持たないっていう意味か。とか考えつつ、なぜかこの考えに引き寄せられる私。
どうする!私!

次回へ続く


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