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27際の僕が家を手放した理由 #3

前編はこちら

暮らし方の選択

晴れて宿無しとなった僕は、友達からさらっと教えてもらったADDressという住まいのサブスクサービスが気になり始め色々と調べてみることに。

するとこれが結構面白いサービスなんですよね。
単にいろんな場所のホテルに泊まれるとか、サブスクで安いとかではなく、地域やユーザー同士のコミュニティを大事にしているサービスのようで直感的にこれは面白い!と思いました。

ADDress公式HP 引用

■圧倒的な手軽さ

まだまだ日本を知らない僕からすると、次に住みたい場所を一つだけ選べ!と言われても、いや行ったことないしなぁ。と。仮に住むとなっても初期費用やらなんやらで一度決めるとなかなか次の選択がしづらい。
ずっと前から福岡への移住に興味があり、どうしようかなぁと考えてましたが今のところ行動に移す気配もなく。

そんな中、ADDressの拠点は日本では北海道から沖縄まで全国で300拠点ほど存在しており同じプランでどこでも宿泊が可能。割と都市部に位置する拠点もあれば、僕がいきたかった地方の拠点も多くあり、移住体験が気軽にできるサービスでした。

地方への漠然とした憧れはあるものの、東京生まれ東京育ちの僕からすると本当にフィットするのかはだいぶ怪しく二の足を踏む要因でもありましたが、これは身軽に行ける!と感じました。

■プランの選択

ADDressにはプランがいくつかあり、僕は月額99,800円で30泊が可能なプランに申し込みました。さらに光熱費やWi-Fiは基本料に込み。一泊に換算すると3,200円程度でこれがなかなかお手頃価格。

人によって何と比べるかですが、東京都内で一人暮らしをすれば100,000円は飛んでいくんですよね。住環境を高くしようとするとさらに費用は重なるので、初期費用も無く様々な体験ができるのは魅力的でした。今時だとインバウンド需要で3,000円で泊まれるホテルもなかなか見つからない。

ADDress公式HP引用

これで日本全国を旅しながら生活することが決まりました。


旅を共にする荷物たち

さて、荷物の多くを捨てた僕もキャリーケース一つとバックパック一つほどに収まる程度で手元に残した装備品たちがいます。
限られた席数を勝ち残ったそのレギュラー陣を少しご紹介したいと思います。(いろんなブログとかでやってるこの手のガジェット紹介的なの憧れてたので少し嬉しい)

◾️荷物の全体象

  • キャリーケース65ℓ×1

  • バックパック26ℓ×1 (後ほど紹介)

>洋服類

めちゃくちゃ寒がりなので防寒対策は重ね着を中心にバッチリ目に。
基本的には私服の制服化をして毎日同じような服で過ごしてました。

  • アウター(patagonia トリオレット・ジャケット)

  • フリース(patagonia ベター・セーター・ジャケット)

  • インナーダウン(ORCIVAL)

  • ジャケット(web商談要)

  • ズボン×3(用途に合わせて3種類)

  • Tシャツ×4(黒か白の無地)

  • シャツ×1

  • 寝巻き

  • 靴下、下着類×5(ワークマンのメリノウールが◯)

  • セームタオル×2(大小)

>ガジェット系

旅しながら仕事をするので重たいけど持っていくものたち。
生産性をいかに上げられるか。

  • スマホ

  • モバイルバッテリー

  • イヤホン(念のため2つ)

  • ノートpc(会社&個人)

  • ポケットWi-Fi

  • ポータブルモニター(嵩張るけどこれがないと仕事できない)

  • ノート(日々の記録や思考の再利用)

>調味料系

拠点での生活は基本的に自炊生活。
調味料が完備されている素敵な拠点もあれば、全く置いていない拠点もあり必要最低限の調味料は持ち歩くことで豊かな生活ができる。

  • 塩コショウ

  • コンソメ

  • 鶏がらスープの素

  • 粉末調味料

  • インスタント味噌汁(味噌と具が分かれているタイプで)

>その他

持っていると便利。旅の途中で追加した子たちもいます。

  • 保温水筒(白湯を愛する僕にとって拠点内で電気ポッドからいちいち注がなくて済むので必需品)

  • 文庫本(ビジネス書はKindleへ。その地域の歴史小説とか読んでました)

  • アイマスク(快眠用)

  • 耳栓(快眠用)

  • 折り畳み傘

  • 厚手のスリッパ(拠点によっては冷気が漏れてくるところも。寒さ対策で無印のもこもこ靴下みたいなやつ)

  • その他化粧品とか諸々

特にお気に入りなものたちを次に紹介します。

◾️バックパック

数年前から愛用しているmonolithというブランドのBACKPACK-PRO-SOLID-という26L程度のバックパックを相棒に選びました。

monolith公式HPより引用


次に買うバックパックは取っ替え引っ替えではなく、長く共にできる一生物が欲しいと探し続けて見つけたブランドで値段は僕からすると張るのですが、その分の耐久性が高く機能的かつ合理的なデザインとコンセプトに惚れて購入。これだけで2〜3泊の旅行にも行けちゃうし、ガシガシ使ってもヘタレない無骨さが最高。

実はこのバックパックを作っている会社は、日本人であれば誰もが知っているあの「天使のはね」のランドセルでお馴染みのセイバンさんでして、ランドセルの製造で得た長年のノウハウをこのプロダクトに生かしているらしいです。大人になっても天使のはねにお世話になる日が来るとは…

◾️洋服

手元に残したのは僕のお気に入りの洋服ブランド10ycさんの機能性に優れたジャケットパンツの組み合わせが定番で着るものになりました。

洗濯してから乾くのに部屋干しで2〜3時間で乾いてしまうし、なんと言ってもその軽さとストレッチ性。ズボンを履いている感覚が無いほど恐ろしくストレスを感じないんです。(安心してください。履いてます。)

基本的に店舗を持たずにECで展開しているブランドさんなのですが、東京の両国でたまにポップアップストアを開いていることがあり何度かお邪魔して履き心地を確かめてから購入した品です。
こんなにいい商品を出してくれる10ycさんですが、加えて掲げているビジョンがとてもクールでイカしてます。

10yc公式HP 引用

アパレル業界における、大量生産大量廃棄・低賃金・工場の人材、後継者不足などの問題に対して、「自分たちにも何かできるんじゃないか?」という想いから、2017年9月22日、「着る人も作る人も豊かに」という理念のもと、10YCを創業しました。

10yc公式HP 

実際に品質はさることながら、なんと商品ができるまでの工程や原価が全てオープンにされており、自分が買う洋服の原価までわかっちゃうんです。まさに三方良しを実現されている応援したくなる会社さんです。


そんなこんなで旅へ出る準備は整いました。
ここからが新たな生活のスタート!

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