読書メモ:まんがでわかる理科系の作文技術

気になったことを忘れないようにメモしておきます。


必要でないことは一つも書かない

普段から文章はなるべく短く必要なことだけを書こう、と考えて書いてますが、よく「この補足もあったほうがいいかも?」と考えて文章に付け足してしまうことがあります。その補足は本当に必要?と考えて、より必要性を追求すると良さそうだなと思いました。

特に

「自分が知らなかったことを書くのは『仕事の文章』ではない」

p21

これに心当たりがありました。
自分は調査をする過程で知った知見を文書に含めがちです。
背景を伝えるために必要だと思い(思い込んで)記載をしていましたが、"読ませる相手にとって"必要かどうかではなく、"自分にとって"必要だったから記載をする判断をしていたことに気づきました。
自分のための文章は意識して捨てよう(どうしても書きたかったら供養のためにtimesなど独り言にpostしよう)と思いました。

責任回避をしないために、ぼかし言葉を削る

「あいまいな表現は責任を回避する以外に何も生み出さない。それはつまり仕事に真剣じゃないのと同じことだ。」

p97

癖で無自覚に責任回避していたことに気づかされました。
「たぶん」「ぐらい」「ほぼ」など、言い切るのが苦手で使ってしまいがちでした。

少し前にメンバーから私が「全然わかってないんですけど、」 って枕言葉を使う癖を指摘されたことがあります。
この時も無自覚責任回避ムーブをしていたことに気づかされて、それ以降気を付けるようにしています。

ほかにも無自覚責任回避ムーブをやっているのでは?と疑っていたので、あいまい言葉もがそれに該当することが知れて良かったです。

構成を俯瞰的に見る

仕事の文書の構成案のつくり方について、

  1. 1つの主題を決める

  2. 自分は何を目標としてその文を書くのか・何を主張しようとするのかを一文にまとめる(目標規定文)

  3. 材料を集めて、それについての考察を書き出す

  4. 最も筋の通るかたちに配置・構成する

と書かれていました。

この4.をあまりしておらず、よく材料を集めたら集めた順に並べていたかもしれません。
ですが、4.に関しては本書を読むだけでは具体的な行動変容に繋げられる自信がなかっため、次は集めた材料を整理するための技術(ロジカルシンキングの基礎になるのかな?)の本を読もうと思います。

先日、プロポーザルのレビュー会でAki.mさんから自分の書いたプロポーザルの改善案を提案をして頂きました。Outlineが自分の書いていたものとは異なり、何を伝えたいのかが分かりやすいと感じました。あの差分が構成の力だったのかなと気づかされました。

事実と意見を混同しない

自分の「意見」「感想」を「事実」と切り離すことが、改めて大切だと認識しなおしました。

自分は去年に「事実」と「評価」を混同して認識していることを自覚しました。(RSGT2023懇親会で青い森さんと雑談させてもらっていたときの学びです)
自覚して以降はコミュニケーションを取る際や内省をする際に、勝手に「評価」をしてしまっていないか?ということを気を付けています。
この考え方を続けると、自然と「意見」「感想」を「事実」と切り離すことに繋げられそうだなと思いました。

さいごに

本書によって、いくつかの無自覚な癖を認知できたことが良かったです。
初めて読書メモを書いてみました。
そこそこ時間はかかったのですが、書くために自分の気づきや学びをまとめることができたので、このブログを書いている目的(自分を知ること)にはとても有効だなという手応えでした。
引き続き内省する時間を確保して、読書メモも続けて書いていきたいです。






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