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【雑感】読書の記録:生きのびるための事務

実はこちらの本、昨夏に「これは必要な気がする」って購入したものの、一度「いまのわたしには無理無理無理!」って投げ出しております。

(相変わらずamazonのリンク貼らないひねくれものですみません…ブクログだって結局リンクはamazonなんですけど)

おそらく、このタイトルから想起されるものと、実際の中身のギャップというか、が、割とある本です。現にわたしも「10年後の現実」って話が出てくるあたりから「ごめんなさいついていけません」ってなってたんだけど、それをやはり読んでみようと思ったきっかけが、こちらのnoteでした。

拝読しまして目から鱗、だったんでした。いわく、事務というのはこういうことではないかと。

*「予算と進捗の管理、そして、よりよい進め方の提案」
*何にも考えずに書類やメールの対応をしたり、雑用をこなしたりしているのは「事務」ではない。「処理」だ。やりたいことの実現に向かっていく姿勢が、そこにはない。

上記、紹介しましたnoteから。

実際、その思いを持って働いていた方の言うこと、説得力がありました。
そして、この本はどんなことをやっていくのにも「事務」はつきもの、と言っていて、事務を武器に現実をつかんで、初めて夢を現実にしていく手立てが見えてくる、と。なるほどそういうことであるなら読んでおきたいし、つっかえたらnoteも読み返しながら本を読み進めていけばいい。

そう思ったら、かなり楽になって。なんとお休み1日を使って読んでしまえたのでした。本文がコミック仕立てになってるのもあって、結局読みやすかったです。

もちろん、人生そのものをこの通りにやれる!という人ばかりではないどころかそりゃ多数派では断じてない、かな、と思います。その部分に関してはわたしも「無理無理無理!」です(笑)。
でも、「事務」とはそういうものだ、ということが把握できてるかいないかでは、目の前のことを「こんなんやってられんわー」ってなるか、「こうしたら前に進められるのではないか」と考えられるかくらいの差はあるのかな、と。わたしのいまやってることも事務と折衝(そう、事務って人と接しなくていい仕事では決してないぞ、と思います)がかなりの部分だけど、何のためにそれが必要か、逆にこれをやるにはどんな事務が必要か、みたいに考えられたら、いいのかな。
あと、やり方の良し悪しが評価されるのであって、決して人そのものとかその人の才能の有無の評価ではない、というところとか。わかっててもなかなか、ではあるけれど。

好き嫌いはかなり分かれるんしゃないかな、と思います。著者の切り口語り口が苦手な人も一定数いる気がします。そのくらい個性の強い人ではあろうと。
タイトル見て事務のハウツーを求めてると「裏切られた!」となるけど、何のために事務があるのか、の視点をちょっと変えてもらいました。集団のなかでの事務担当は「下支え」的な存在ではあるけど、決して雑用係ではなくて、いなきゃまわっていかない存在だし、そういう存在の事務方がいる集団は、いい仕事ができるのではなかろうか、そんな感想を持ったのでした。願わくば、わたしもそんな事務方を目指していけたら。

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