東京西川”睡眠白書”に見る寝室環境の悩みとそれを解決するプロダクト #sleeptech
こんにちは。睡眠環境改善エンジニアの@tmitsuoka0423です。
東京西川さんから睡眠に関する大規模アンケート、`睡眠白書`が公開されています。
本記事ではまず、睡眠白書2018の`寝室環境と睡眠`という章について見ていきます。
後半では睡眠の課題に対し、どのようなプロダクトが開発されているかを紹介します。
本記事のデータは、”東京西川 睡眠白書2018~日本人の睡眠調査~”から引用しています。
東京西川の睡眠白書
全国の老若男女1万人から睡眠に関するデータを集め、傾向を分析した白書です。
以下のリンクから誰でもダウンロードすることができます。
2018年版はこちら↓
データから見る寝室環境とその悩み
睡眠白書2018によると、睡眠に不満足な理由として、TOP10を抜き出すと以下の順番となっている。
◯騒音・うるさい
◯暑い
◯灯り・光が気になる
◯一緒に寝ている人のいびき・歯ぎしりがうるさい
◯湿度が高い/ジメジメする
◯寒い
◯空調が部屋にない・壊れている
◯温度・湿度調整が難しい・空調が体に合わない
◯一緒に寝ている人の寝相が悪い
◯部屋が狭い
[東京西川 睡眠白書2018/2019~日本人の睡眠調査~ 62ページ グラフ:不満足な理由]
1位の`騒音・うるさい`は群を抜いてポイントが高い。車などの騒音やいびきに悩んでいる人が多いと考えられます。
2位の`暑い`は、3位のおよそ倍のポイントが入っている。アンケートが夏に行われたということも要因の一つとして考えられるが、温度に関する悩みも悩みポイントの一つの様子。
分類を考えた場合、以下のような分け方が考えられます。
◯音(騒音・うるさい / いびき)
◯温度・湿度(暑い / 寒い / ジメジメする / 空調がない / 調節が難しい )
◯一緒に寝ている人(いびき / 寝相が悪い)
◯設備(空調がない / 部屋が狭い)
音と温湿度の悩みについては、クラウドファンディングでプロダクトが出されていました。
そのプロダクトの紹介を行います。
クラウドファンディングにはどんなプロダクトがある?
◯音:いびき防止グッズ スノアサークル
こちらは50万円以上の資金を集めたプロジェクトです。
イビキ防止に特化したデバイスで、イヤホン型とアイマスク型の2つがあるようですね。
WeatherlyJapan株式会社という睡眠を中心としたヘルスケア製品を輸入販売している会社がオーナーです。
WeatherlyJapanは積極的にクラウドファンディングを実施しており、多くのプロダクトで成功を収めています。
◯温湿度:エアコンをスマート化するSENSIBOSky
こちらも85万以上の資金を集めた成功プロジェクトです。
エアコンに特化したスマートリモコンです。
デバイス自体に温度センサーと湿度センサーが搭載されており、室内環境を元にエアコンをコントロールできるようです。
睡眠に特化しているわけではありませんが、寝室に用いると快適な温湿度の制御ができそうです。
まとめ
睡眠白書を見てみると、睡眠に不満足な理由として
◯音(騒音・いびき など)
◯寝室の温度・湿度
の悩みが上位を占めていました。
また、それらの悩みを解決するプロダクトが既にクラウドファンディングに出されていることがわかりました。
これから睡眠の分野で戦っていくには、より質の高いプロダクトを作るか、対象を絞ってその人たちだけに響くプロダクトを作るかが必要だと思います。
どちらになるかわかりませんが、私も睡眠に関するプロダクトを作り、クラウドファンディングで世間に問いかけていきたいと思います。
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