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言葉は武器。

#01

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我ながら大人びた学生生活を過ごした。
大人びたというと、少しだけきれいすぎるかもしれない。

「小生意気な」 が正しいかもしれない。

昔から自分の意見や思いを言葉にすることが得意だった。
両親からたくさん買い与えられた本はおおいに役立った。

大人にも正直にぶつかりまくった。
いつからか周りから大人びている、しっかりしていると言われた。
(ぼんやりしているし、甘えただし、しっかりしてるなんて思えない)

思春期はそれを武器には乗り越えられなかった。
周りの女の子たちは「共感だけ」を求めてきたからだ。
いいよね、そうだね、かわいいね。
肯定は嫌いじゃない、けど無感覚で強要している女の子の笑顔はちょっとこわい。
最初は出来なかった。自分を殺していく感じに、
なんだか嫌気がさして、気づいたら自分のことを話すのが嫌になった。

時は流れてすっかり大人になった。
自分より目上の人と ぶつかることも、
最初は出来なかった 共感しあうことも
小生意気に 物事を言うことも、バランスが取れるようになった。
けれどまだ苦手としている。自分のことを話すことがすきじゃない。
どうにも上手くいかないなぁ、と思いながら
成長過程で色々と気づきを得、ハイブリットになったわたしのことが、
めんどくさいな、とちょっと情けなく笑いながらも、少しすきだ。

おーい、わたし。
色んな人と出会ったことで、こんなに強くなったぞ。
一生成長していかなくてはね。頑張ろう。

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