令和元年5月号

【白衣】
ひと山をふはりと跨ぐ春の虹
新しき白衣を撫でて風光る
湯の匂ふ春風に身を晒しけり
梅が香や湯をあふれさせ四肢伸ばす
春昼の炭酸泉に身を委ぬ

(課題俳句 兼題:鞦韆)
ふらここに遊ぶ子を呼ぶ母と兄

誌上句会
垂直に見下ろす冬の月見上ぐ

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