奈良クラブ【外野の観戦記(vsAC長野パルセイロ R6.3.3)】
<観戦前夜🌃>
【観戦前夜】
明日はホームゲーム。今週は少し体調を壊している。
抗体検査は陰性。仕事を休めばいいのに、仕事を休むのが怖くて休めない職業病。朝の体調次第で、「現地観戦」か「DAZN観戦」かを決めようと思う。妻には観戦に行くとは伝えていない。こんな状態で「観戦に行く」って言ったら、「休め!」と怒られるに決まっている。。。
【友達のお蕎麦屋さん】
ガヤおじさんには昔から蕎麦屋をやっている友達がいる。この時期は毎年ポスターを持って貼ってもらっている。ちなみにお店は京都(笑)
お店をやっているので、昼間の試合は行けない。前から一緒に行けたのはカシリクでやる時だけ。しかし、今年はロートFに照明もついたことだし、家族以外で、友達とも今年は何回かは一緒に観に行けそうかな?
【AC長野パルセイロについて】
昨年の順位は14位(13勝11敗14分)
奈良クラブとの対戦成績は2勝0敗
昨年、シュタルフ監督が解任されて、チームは構築中というところかな?
昨年、奈良クラブが唯一2勝したチームでもあり相性はいいのかもしれないが、たまたま戦術が奈良クラブの方にハマっただけで、逆になれば結果も逆になっていたことだろう。
たくさんの人が訪れる専用スタジアムがあって、組織としての土台もしっかりと整っているように思う。ゴール裏の雰囲気は統率がとれていて、ヴィアティン三重を思い出す。
【我が奈良クラブについて】
昨年の順位は5位(15勝11敗12分)
開幕戦は前半の2失点が悔やまれる。後半は奈良クラブらしいハードワークをみせてくれた。まだチームは構築中だと思われるが、若い選手が躍動しそうな予感がする。
ゴール裏の人数が増えたように思う。開幕戦は2,000人の人が来場した。少しずつ奈良クラブの認知度が上がってきているのかもしれない。
ホーム戦初勝利を期待している。
昨年の試合は奈良クラブのパスが流れるように繋がって得点を奪った。
明日の試合はまだ構築段階なので、そこまではさすがに期待出来ないだろう。ただ、琉球戦の後半で見せた押し上げと前線からの早いプレスにより、相手エリア内で積極的にボールを奪い、試合の主導権を握って欲しい。
<外野の応援🏁🔥>
⚽ロートフィールドに向かう前
今日はまだ体調もイマイチなのと、仕事が残っているので、現地観戦は諦めてDAZNで観るつもりだった。
・・・が、お昼前にお義母さんから電話がかかってきた。「3月3日なので、チラシ寿司を作ったから取りに来てほしい」と。これはもうご実家に寄って、家に届けた後にお昼ごはんをロートFで食べなさいということなのだろうか?。
ということで、家にチラシ寿司を届けて、妻にお弁当として詰めてもらい、急遽ロートFに向かうこととなった。
⚽スタジアム到着
とりあえず、今日は体調が悪いので、人との接触はなるべく避けて観戦することにした。スタンド席のアウェー側の後ろの方がいつも比較的に空いているので、そこで見ることにした。
お弁当はことのほか美味しく、天極堂さんで買った、パウンドケーキと葛餅ソーダを食後に堪能しながら試合を観る。
⚽スターティングメンバー
大きな選手交代はないようだ。國武選手が先発で前線は若い元気な力で相手ゴールをこじ開けて欲しい。ゴールキーパーがヴィトー選手に変わった。センターバックは澤田選手がスタメン入りだ。前回の試合において失点に課題が残ったのか、ディフェンスの陣容に少し修正を加えてきた。
しかし、やることは変わらない。奈良クラブには目指すサッカーがある。前節の琉球戦の後半のような戦い方をまずは第一段階として目指して欲しい。
一方の長野パルセイロは18番の浮田選手が控え・・・。前節の試合でパワフルで怖い選手だと思ったが、スタメンではないようだ。
⚽試合開始
試合が始まった。前線の空いたスペースを狙って、どんどん百田選手にボールが供給される。立ち上がりは前節と同じような感じだが、一発があれば得点に至るかもしれない。その間ディフェンスラインを上げて、なるべく相手の陣内でサッカーをしようとする意図がうかがえる。
GKのヴィトー選手は低弾道のキックで味方にボールを繋げる。以前、奈良クラブにいた上田選手を思い出させる。危ないシーンもしっかり守ってくれている。
⚽前半の立ち上がり
まだお互いにぎこちない立ち上がりのように思う。ルーズボールは奈良クラブがしっかりと抑えにいっている。そのうち奈良クラブのゲームになってくれたらいいけど、双方決め手に欠ける立ち上がりのようだ。
⚽SBからSBへ
生駒選手から逆サイドへのセンタリングがあがり、逆サイドには下川選手が後ろから上がっていた。両サイドバックがここまで前線に上がれば、数的優位の状況となる。そこから岡田選手にボールが渡ったシーンは惜しかった。
おそらくディフェンスラインがものすごくコンパクトになっているのだろう。右のSBのクロスに左のSBが逆サイドから駆け上がってくるのは、新しい奈良クラブの攻撃が垣間見れたように思う。
⚽オフサイドに助けられる
長野パルセイロの左からのセンタリングが、ヘッドで後ろに流され、完全に裏をとられてのゴール。下川選手も「やられた」という表情。結果的にオフサイドの判定に助けられた。これは助かったなぁ~。サッカーにはこういうラッキーもある。奈良クラブは幸運を与えられている間にゲームをものにしたいところだ。
⚽左サイドからの攻撃
次第に奈良クラブが相手陣内でボールを回し始めた。この間に得点を奪ってほしい。左サイドは下川選手と岡田選手で多彩な攻撃をみせている。この2人は攻撃になると、素晴らしい力を発揮する。ガンバレ~!
⚽絶体絶命の1対1
イージーだった。。。ホリ、今日2回目のイージー。。。めずらしい。
一瞬のスキを突かれて、ディフェンスラインの裏を抜かれて、キーパーとの1対1。オフサイドをアピールするも、オフサイドにはならず、長野パルセイロの絶妙な抜けだしだ。
奈良クラブはディフェンスラインを上げてコンパクトにする分、このような形でやられる可能性がある。
ヴィトーのファインセーブに救われた。本日2回目のラッキー。ナイス! ヴィト!!
⚽後半開始
後半早々から嫁ちゃんが全開だ。スピードのあるドリブルを持ち、ハードワークでチャンスをモノにする選手になってきているように思う。ガンバレ! 嫁ちゃん!!
⚽國武選手が奪ってからの
今日は奈良クラブがサイドを使った攻撃のなかで試合が進み、國武選手がよいところでボールを奪った。そこから逆サイドの嫁ちゃんにボールがわたり、百田選手に出たボールがそのままゴールに吸い込まれた。
奈良クラブ先制だ! このペースで試合の主導権を握って欲しい。
⚽長野パルセイロ18番浮田選手の投入
前節の試合にて、この浮田選手が長野パルセイロの攻撃のリズムを作っていた。長野パルセイロは少し流れを変えたいところだろう。
対する奈良クラブは少し余裕が出てきているようだが、畳みこむようなことはしないのだろうか?
少し試合の流れが変わってこないか心配でもある。
⚽生駒選手の奮闘
生駒選手の運動量が落ちない。ずっと闘志を燃やして戦っている。昨年度は奈良クラブには闘将加藤徹也選手が存在していたが、そのスピリッツは生駒選手に引き継がれているようだ。加藤選手のように、真ん中を抜かれてもカバーリングに入ってくるシーンが何度かある。このペースで最後まで、頑張って欲しい。
⚽澤田選手VS浮田選手
浮田選手と澤田選手のボールのないところでのポジョンの奪い合いが面白い。まさに取っ組み合いのポジション争いをしている。澤田選手は少し疲れがみえるが、鈴木選手と共に、浮田選手を最後までしっかりと抑えて欲しい。ちょっと疲れが見えるけど、ガンバレ! 澤田選手!!
⚽國武選手の体の使い方
國武選手が抜け出た惜しいシーンがあったけど、國武選手のリズムと体の使い方、ポジショニングがとても高卒ルーキーには見えない。ボールをもらった瞬間にボールと相手の間に体がいつも入っている。簡単なようで簡単に出来るものではない。前線でボールをキープすることが出来るので攻撃のリズムを生み出している。
⚽凜君とパトリックの投入
疲れが双方に出ているので、もう1点獲りに行きたいところか?
出来れば凜君が前線で奪って、パトリックでゴールというのが最高のシナリオなのだが、うまくハマってくれたらいいのにな。
試合を決めてくれ!!
⚽アディショナルタイムでの失点
いやぁ~、ここで失点したかぁ~。守り切れんかったなぁ~。
今日は奈良クラブに再三のラッキーが続いてたから、勝てる流れだと思ったけど、ここにきて失点。。。
ただもう、ゴール前云々より、その前に蹴る選手もフリーやったし、ゴール前に人数集めててもドンピシャのセンタリングとヘディングシュートやったからしょうがないと言えばしょうがない。初勝利はお預けに。
⚽試合後(奈良クラブ会議)
今日は、体調もイマイチだし、仕事もたくさん残っている。あまり誰とも言葉を交わさずに、ロートフィールドを後にする。
やはりこの時期の試合は観戦に行くには仕事柄少し厳しい。
奈良クラブの応援も盛り上がりを見せている。また昨年のようにゴール裏で熱い声援を送る日までもう少しの辛抱だ。
<試合結果>
残念ながらアディショナルタイムに追いつかれてしまった。。。
今日は奈良クラブらしさが垣間見れる試合内容だったと思う。
点数の上での勝敗は残念な結果に終わってしまったけど、前の試合よりも格段に良くなっていたし、何より若い世代に可能性を感じさせられた試合内容だった。
【フリアン監督コメント(一部抜粋)より】
「いつも選手には、しっかりとした守備をするということは「ゴールに向かい下がっていくこと」ではなく、その逆で「相手に向かっていくこと」だと要求しているが、結果として今日は出来なかった。今日の試合は非常に大きな学びとなりました。それを糧にして繰り返さないことが重要です。」
失点シーンは確かにそうかもしれない。改善すべき点を明確に示してくれるのは素晴らしい。課題を一つずつ改善して未来に積み上げて頑張って欲しい。
<外野の感謝>
【まるかつの店長より】(パートナー企業)
従業員さんの勤務については長期労働は是正したと思う。
ただ、自分は会社をよくするために、日常業務以上の仕事をしなければ会社は良くならない。
そんな時にいつも差入を持ってきてくれるのが「まるかつ」の店長だ。
昔からその関係は変わらない。彼も同じくして会社を良くしようと朝から晩まで走り回っている。あの当時は奈良クラブのスタッフさんも1階の事務所で遅くまで頑張っていた。
「何かを良くしていこう」とすれば、普通以上の労力は必ずいる。ずっとそうやって頑張ってきた。そしてこれからも頑張り続ける。
今の世の中、やり方によっては、うまく行く人もいるだろう。だけど、ガヤおじさんはそれは信じない。必死で頑張った先にしかないと思っている。
<ガヤおじさんの独り言☕>
【観客動員数と奈良クラブ】
先日Jリーグより、Jリーグの入会要件が示された。
「1試合平均入場者数が2,000人を超えていること かつ 年間入場料収入が10百万円を超えていること」を必須要件とする。
昨年の奈良クラブの平均入場者数は1,781人だった。J3の平均入場者数は3,003人。観客数としては、まだまだこじんまりとしている奈良クラブ。
数年前、奈良クラブはこの観客動員数の問題で、いらぬ不正をはたらき、信用は失墜した。そして、観客動員のために無理なことをして経営状態も悪化させたように思う。悪循環のなれの果てだ。
その背景には、奈良クラブがJFLに昇格してから、なかなかJリーグに上がれない時期があり、そこから「閉塞感」が生まれていた。Jリーグに行かなければどんどんチームの勢いが失速して、いずれは奈良の人の興味も薄れ、奈良クラブはこの先少しずつしぼんでいくのではないか?という雰囲気になっていた。
チームも結果が出なければ、選手が代わり、監督が代わり、社長が代わり、サッカーは積み上げるものがなく、順位は少しずつ下がっていった。サポーターとチームの関係も今一つで、試合の後はヤジが飛んでいた。
そんな時代を過ごした(あくまでも外野で)ガヤおじさんとしては、今の奈良クラブの状況を大切にしたいと思っている。何か目標をたてることはいいかもしれないけど、結果だけにこだわって、今ある大切なものを失いたくない。
5年後、10年後、もしかすると「あの頃はよかった」といえる今かもしれない。それぐらい、今の状態は良いという認識は持っておいた方がいい。やっと取り戻した「愛される奈良クラブ」を大切にしたいと思っている。