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母子共依存 私の場合 その6「心の中に住む母」

こんばんは、自分見つめ隊です。

前回は、カウンセリングを受けて母との関係の捉え方について革命が起こったことに触れました。

今回からは、一人暮らしを始めてからの心境の変化について書いていきます。


一人暮らしが始まり、基本的に自分の判断で責任もって決断し、行動する毎日。

何時に起きても何時に寝ても、何時に食事をしても何時に風呂に入っても、何も言われない。

最初の1か月は家事が忙しく、逆に暇じゃないから思い悩むこともないな~なんて、少し気楽さも感じていました。

物理的に親と距離を取ることで、やっと独立できた嬉しさを感じてはいました。


しかし一人暮らしに慣れ始めた頃、母との共依存はそう簡単に拭えるものではないことを思い知らされました。

何かのきっかけで脳内に母が顔を出すことに気づき始めました。


行動を起こすとき、何らかの決断をするとき、心の中の母が訴えてきます。

「そんなことしていいと思ってるの?」

「〇〇しないとだめ」

「それをする暇があるなら〇〇しなさい」

「そんな風ではやっていけないよ」

私の判断が揺らぎます。

「母はこの決定、決断にいい顔をしないだろうな」

そして罪悪感が湧いてきます。

なんだか自分勝手な気がしてきてしまいます。


何かに失敗したときも、心の中の母は見逃しません。

「時間かけすぎ」

「要領が悪い」

「それくらいできて普通」

過去によく言われたフレーズが耳に蘇ります。


こんなに一人で暮らしているのに、いまだに心の中の母に許可を取ろうとしたり、「これを母が見たらなんと言われるか・・・」と考えてしまう自分の癖を、痛感する日々が続きました。

今振り返れば、生まれてからつい最近まで実家にいたのだから、長年しみついた癖がすぐになくなるはずがないと理解できます。


「母ならこう考える、こう感じる」と予想している時点で、私自身の気持ちはどこかに追いやってしまっています。

それも、こうして一人暮らしを始めてから、少しは母自身も私に対して捉え方、距離感が変わっている可能性もあるのに、私はそれも確認せず過去の母のことを思い出してしまう。


「万一母に見られても文句を言われない生き方をする」


実際に一人暮らしを始めて母からそういったことを全く言われていないのに、自分で勝手にそのような感覚に陥ることもよくありました。

物理的に距離を取っているのに、いまだに母の顔色を思い出して気にしてしまう状態。


「これはしばらくかかるな・・・」


自分自身の気持ちや考えと、心の中の母の顔色。

そのはざまで揺れ動くこと半年。


その半年間を、次回以降ももう少し掘り下げたりしてみようと思います。


それでは、今日はこの辺で。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

明日は更新の予定はありませんので、今日が今年最後の投稿です。

来年も引き続きよろしくお願いします。

みなさま、よいお年を!

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